投手コーチを愕然とさせた14球 ブルペンで証明した大谷翔平の人知を超えた肉体「正直、肩の手術を受けたなんて信じられない」
投手だった現役時代にプライアーコーチは、複雑な故障を抱えた経験もある。肘や肩など投手にとって消耗品と言える箇所に痛みを覚えたことなど数限りない。そうした投手の苦悩を熟知するからこそ「正直に言うと、彼が11月に左肩の手術を受けたなんて信じられない。クレイジーだ」と目を丸くして語る。
「彼は全く何のちゅうちょもなく投げていた。もはや驚くようなことではないが、今の彼は本当に調子がいい。手術を受けた選手とは思えない驚きだ。痛めたのは投げる方の肩(左肩)ではないことは分かっているが、少なくとも肉眼では左肩の影響が出ているようにも見えない。あちこちに痛みがあるのは確かだが、全体的にはすごく調子がいい」
無論、課題は少なくない。ここから投球の質力を上げ、実践投球を行うなど、二刀流再開に向けた具体的なプランニングを練っていく必要がある。『ESPN』によれば、5月中の本格復帰を模索しているというドジャースは、アメリカでの開幕を控える3月下旬にマイナーリーガーを相手にしたケース打撃での登板を画策。そこで複数回の試投を行わせる想定をしているという。
もっとも、大谷は打者としても調整をしなければならない。ゆえに通常のリハビリプランとは異なり、より細かく状態をチェックしていく必要がある。ゆえにプライアーコーチは「今はリズムやタイミングを模索している段階だと思う。ここから彼が100%の準備ができた段階で、何が起こるかは試合次第だ。肉体的、精神的、そして感情的に対処できる状態であることを確認する必要がある」と語っている。
人知を超えたパフォーマンスに期待は高まった。そんな大谷の一挙手一投足に興味は尽きない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】「19時に寝るのか!?」元エ軍監督が愕然 私生活を犠牲にする大谷翔平の“人知を超える努力”「すべて史上最高の選手になるため」
【関連記事】強打者だからこその“ジレンマ”――投手・大谷の復帰に向けた悩みをド軍GMが告白「普通の投手のようにリハビリはできない」
【関連記事】慈悲を求めた困窮生活の「嘘」 米検察が突いた水原被告の“偽りの可能性”「オオタニに払い戻す意思なんてなかった」






