エンゼルス・大谷「高校野球でも見られない!!」話題となった開幕戦の注目シーンとは
写真:Getty Images
初の開幕投手を務めたエンゼルスの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、本拠地で行われたアストロズ戦に「1番・投手兼DH」で先発出場。メジャー5年目で初の開幕投手、かつ「DH」を務めるというのは長いメジャーの歴史の中でも史上初のこととなった。
記念すべき初球は100マイル(約161キロ)を記録。惜しくもワンバウンドとなったが、躍動感あふれるフォームで初回から160キロ超の直球をどんどん投げ込み、飛ばしていく。初回、2回は無失点に抑えたが3回に3番・ブレグマンに左前適時打で先制点を許す。
ここでギアを上げると4回は先頭のグリエルから三者連続三振を奪うなど、5回途中まで投げ9奪三振4安打1失点と圧巻の奪三振ショーを繰り広げた。
また昨年46本塁打を記録した打棒も注目を集めたが、初回先頭は初球を振って遊ゴロ。3回二死は外角のカーブに手が出ずに見逃し三振に倒れた。今季から降板後もDHに残って出場できるようになったルール改定を受け出場を続けたが、6回の第3打席は遊飛、2点を追う8回の第4打席は右飛となり、この日は4打数無安打に終わった。試合は1ー3と敗れ、大谷は今季初黒星。
一方、全米中、日本中が注目したといっても過言ではないこの日の試合、注目を集めたのは大谷の表情にもあった。登板直前までリラックスした表情を崩さず、大舞台にも動じる様子を見せなかった。その姿からは心の底から野球を楽しもうという、野球少年さながらのワクワク感が伝わってきたが、注目を集めたのはこんな試合中のワンシーンにもあった。