大谷翔平のスライダーがえげつない!140キロの“高速フロントドア”に米投球分析家も「すさまじい」とあきれ顔

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投球のレパートリーに曲がり幅が大きなスライダーを加えた大谷。球威抜群のストレートとのコンビネーションで三振を量産している。(C)Getty Images


 二刀流の新たな武器に、専門家も唸るしかないようだ。

 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が5月19日(現地時間18日)、敵地でのテキサス・レンジャーズ戦に「3番・投手兼DH」でスタメン出場。打者としては5打数無安打に終わったが、投手として6回(94球)、7奪三振、2四球、被安打6、2失点と粘投を見せた。

【動画】米投球分析家も「すさまじい」とあきれ顔!大谷翔平が投じた87マイル(約140キロ)のフロントドアスライダーをチェック

 今季7度目の“リアル二刀流”として挑んだこの試合、序盤は制球に苦しんで何度かピンチを迎える。しかし、自慢の速球を軸に3回まで無失点ピッチングを披露。4、6回に“天敵”のジョナ・ハイムにタイムリーを打たれたものの、6回を2失点に抑えて試合をつくり、先発投手としての責任を果たした。

 この日は100マイル(161キロ)を8球計測し、直球の平均球速が98.6マイル(約158キロ)のキャリア最高を記録するなどストレートの威力も抜群だったが、米投球分析家のロブ・フリードマン氏が注目したのは、スライダーの切れだ。同氏は自身のSNSに大谷の投球動画を掲載し、「ショウヘイ・オオタニ、すさまじい87マイルのフロントドアスライダー」とあきれ顔の顔文字を添えて投稿した。

 大谷は今季からスライダーの横の変化量を増やしているようで、米データサイト『FanGraphs』でも、その変貌ぶりを「無敵」だと褒めちぎっている。MLBでも高速スライダーを投じる選手はいるが、大谷ほどの球速と変化量を兼備しているものは稀だ。この新たな伝家の宝刀を武器に、今後どんなピッチングを見せてくれるのか。日本が誇る至宝の4勝目が待ち遠しい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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