大谷35号! 完全復活で改めて注目される「夢実現シート」の内容とは
エンゼルスの大谷翔平投手は25日(日本時間26日)に敵地で行われたツインズ戦に「2番・DH」で先発出場。6回の第3打席に5試合ぶりとなる勝ち越しの35号ソロを放ち、再び2位のゲレーロジュニア(ブルージェイズ)に3本差をつけた。
2ー2の同点で迎えた6回一死走者なしの場面。大谷は左腕コローンのスライダーをとらえると、右翼スタンドへ放り込んだ。打球の行方を見届けるとゆっくりとダイヤモンドを1周。その表情は落ち着いていた。この日は本塁打を含む3打数2安打1打点、1得点、1盗塁と大活躍。これには指揮官のマドン監督も「彼はいつも期待に応えてくれる。スポットライトを浴びること、試合の重要な局面が得意なんだ」と絶賛の嵐だった。
先のホームランダービーやオールスター出場による疲れが指摘され、23日(日本時間24日)には6月13日以来となる完全休養を与えられていたが、その効果が確実に現れているようだ。復帰戦となった前日のツインズ戦では2本の二塁打をマークするなど復調気配を示しており、この日は待望の一発が飛び出すなど、再びホームランの量産態勢が期待されている。
いよいよ加速するホームランダービーの行方と共に今、ひそかに注目を集めているのが、大谷が花巻東高校時代に記した「夢実現シート」の内容だ。これは野球部の佐々木監督からの教えで作成。枠の中心に達成したい目標(夢)を記した上で、その目標を達成させるためには何をしなければいけないのかを記したものとなる。
たとえば、大谷の場合は高1時代に記した目標に「ドラ1、8球団からの指名」と書いた上で必要な要素として、「キレ」「コントロール」「160キロのスピード」「体づくり」「メンタル」「人間性」などと記している。