北京五輪代表・川崎宗則が語る短期決戦の戦い方と日の丸のプレッシャー・・・「『金メダル期待してるよ』とは言わない」

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 いよいよ開幕を迎える東京五輪。未だ開催への不安が漂うなかではあるものの、自国開催となる日本人にとっては日本代表出場選手たちへのメダル獲得への期待は大いに高まる。

なかでも、3大会ぶりに競技復帰した野球で、悲願の金メダル獲得へ向かう侍ジャパンへの注目度は一際大きい。

そんな侍ジャパンについて、2008年北京五輪代表で現在は独立リーグ・栃木ゴールデンブレーブスでプレーをする川﨑宗則(崎は右上が立つのほう)が、自身の五輪経験を踏まえた「戦いのポイント」を解説。さらには日の丸を背負って戦う侍たちへ向けたエールも送った。

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短期決戦で重要となるのは〇〇


既に発表済みの内定選手の中で、川﨑が考えた最強布陣が以下の通り。

ピッチャー:山本由伸(オリックス)
キャッチャー:甲斐拓也(ソフトバンク)
ファースト:山田哲人(ヤクルト)
セカンド:菊池涼介(広島)
サード:村上宗隆(ヤクルト)
ショート:坂本勇人(巨人)
レフト:吉田正尚(オリックス)
センター:柳田悠岐(ソフトバンク)
ライト:鈴木誠也(広島)
DH:近藤健介(日本ハム)

この中で、川崎が特に重要と語るのが、「サード」のポジション。その理由をこう語る。

「サードは、右打者の外国人選手がひっぱってくるので、ライン際に打球が飛んでくることが多いんです。そうなったときに、ここを抜けたら2ベースになってしまうので、ベース付近を固める必要があると思います。村上くんがサードを守るなら、徹底的にこれを意識して欲しいですね。なんならサードベースに張り付いて、三遊間を『打ってください』とあけてもいいくらいです。やっぱりピッチャーにとっても、ランナーが2塁にいることでプレッシャーがかかりますから、極力そのリスクを減らしたいですよね」





一方で、攻撃面については

「短期決戦においては、走れるということがすごく大事になってくると思います。2006年WBCの時は、西岡剛、川崎、イチローさんと上位に走れる人がいましたから。スピードが速いと、一つのミスで一気に3塁まで行けることがある。短期決戦ではみんなホームランを打たれないような配球をするので、なかなか出ない。そう言った面でも、足を使って取る1点はかなり大きいですからね」

と、勝負のポイントとして「足を使える選手がいるか」を挙げた川崎。その上で、

「今回は足がなかなか使いづらいかもしれないですね」

と、今回の選出メンバーを見て機動力を心配する一面も見られた。

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