大谷メジャー自己最多の6勝目! 指揮官も認めた「修正能力」の高さとは
エンゼルスの大谷翔平投手(27)は4日(日本時間5日)に敵地で行われたレンジャーズ戦に「2番・投手」で先発出場。試合中にファウルボールを受けた右手親指への影響で登板間隔が空いていたが、中8日、8月最初の登板となった試合で6回を投げ4安打6奪三振1失点。安定した内容でメジャー自己最多となる6勝目、これが節目のメジャー通算10勝目となった。
打者としては左腕のアラードに対し、初回の第1打席は見逃し三振、3回二死三塁で回ってきた第2打席は一ゴロ、5回二死三塁で回ってきた第3打席は右飛に倒れた。この日は打者としては得点圏において、いずれも結果を出せなかった。
大谷は立ち上がりが課題とされてきた。
この日の登板も初回先頭のカイナーファレファを内角速球で二飛に打ち取るも続く2番のロウには真ん中に入った速球を左に運ばれ二塁打を許す。3番ガルシアの打席のときには暴投で1死三塁とするもスライダーで右飛に打ち取ると、4番ハイムをフルカウントから同じくスライダーで右飛に打ち取り、無失点で抑える。その後はしり上がりに調子を上げた。
2回は三者凡退、3回も二者連続三振を奪い、4回も三者凡退と一定したリズムを崩さなかった。
これで4試合連続のQS(クオリティスタート)を達成。先発が6回以上を投げ、自責点3以内に抑えた時に記録される安定した投手としての指標を続けるなど、目指す本格派投手への道を着々と歩んでいる。