大谷38号!14試合ぶりの1発でスランプ脱出なるか
エンゼルスの大谷翔平投手(27)は11日(日本時間12日)のブルージェイズ戦に「1番・DH」で先発出場。右腕のマノア相手に第1打席は右飛。3回一死一塁で回ってきた第2打席は甘く入った球をうまくとらえ、センターバックスクリーンへ放り込む、38号2ランをマークした。14試合ぶりの1発は、本塁打王を争う、ゲレーロJr.の目前で放った。これでゲレーロJr.との差は3本となった。
先月28日のロッキーズ戦以来の1発。今季最長の13試合連続ノーアーチとなっていた大谷にはスランプもささやかれていた。原因として挙がるのは「球宴の影響です。特にホームラン争いに出た選手はどうしても打球を引っ張ることでフォームを崩しがちになる。メジャーでも『球宴シンドローム』といわれていますが、あの大谷ですら、調子を崩しました」(メジャー関係者)。
メジャーで顕著な例として知られているのがアーロン・ジャッジ(ヤンキース)だ。球宴前までの前半戦では打率3割2分9厘、30本塁打、66打点をマークと絶好調。しかし球宴後は37試合連続三振を喫するなど、一転して不振に苦しんだ。
大谷も「第2のジャッジ」となるか心配されていたが、しかし、各方面から修正能力の高さを評価される大谷もダテではなかった。この日はセンターから逆方向への意識を高め、肩を開かずしっかり打球を捉えるなど、今後の復調を感じさせる打撃を見せたのだ。