大谷、日本勢初の2か月連続の月間MVP! 評価された「三刀流の価値」とは
エンゼルスの大谷翔平投手(27)は2日(日本時間3日)、敵地で行われたレンジャーズ戦に「2番・DH」で先発出場。相手右腕ダニングに対し、第1打席はショートライナー。3回の第2打席は外角低めの球に空振り三振となった。5回の第3打席も二ゴロに倒れ、8回の第4打席も見逃しの三振とこの日は4打数ノーヒットに終わった。
一方でこの日の大谷には嬉しいニュースも飛び込んできた。米大リーグ機構(MLB)は2日、7月の最優秀選手(MVP)を発表。大谷が6月に続き2度目のア・リーグ月間MVPを獲得した。2か月連続の受賞は日本人選手初となる快挙。2度の選出も野茂英雄、伊良部秀輝と並ぶこととなった。
7月成績は打者として23試合に出場、打率2割8分2厘、9本塁打、19打点、4盗塁をマーク。投手としては3試合に先発し、2勝0敗、防御率1・35の好成績を収めた。
一方で同じア・リーグの野手では、今回の表彰で月間の最優秀新人賞を獲得したエリック・ハース捕手(タイガース)が23試合に出場して、打率2割6分5厘、9本塁打、29打点の成績を残している。本塁打数は大谷と共に並び、打点の面では10打点多いことで、今回の大谷の受賞に関しては「投打にわたっての活躍となる二刀流に加え、さらに足を含めての受賞ではないか」(メジャー関係者)という声が上がっている。投打の活躍に加え、大谷の大きなアドバンテージでもある「足」も評価されての受賞になったというのだ。
ファンの間では「あんなにユニホームを汚すピッチャーがいるのか?」と、盗塁の際のスライディングでユニホームが泥だらけになる大谷をリスペクトする声も上がるほど。
常に常識外のプレーでメジャーを盛り上げる「三刀流・大谷」にはMVPがよく似合うだろう。