【巨人】なぜ戸郷翔征はプロワースト、10失点KOされたのか 「狂ったメカニズム」「今後の道」とは
また戸郷の持ち味といえば、テンポ良く投げ込み、直球とフォークのコンビネーションで打者を抑えていくというもの。
ただ今季は基本の直球に球威がなく、この日も140キロ台、直球が走らないことで変化球も見極められるという悪循環が続いている。3月15日に行われたドジャースとのプレシーズンゲームでは1イニング3被弾されたことも大きく話題を集めたが、フォーカスする球種が少なくなれば、相手打者からしたら攻略もたやすくなる。
試合後、阿部監督は戸郷の2軍降格を決めた。序盤から試合を壊してもあえて投げさせ続けた采配も批判覚悟で、現状を知ってもらいたいという親心も感じさせる。
いずれにせよ投手陣の柱である戸郷が浮上しないことにはチームも乗っていかない。
2軍に落ちたことで改めてフォームの改善点を洗い出し、体のキレを出す作業にも着手することになりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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