RIZINバンタム級トーナメント制するのは誰だ!?元総合格闘家も注目する伏兵は「桜庭和志、堀口恭司になり得る逸材」

タグ: , , , , , 2021/6/15

●石渡伸太郎vs井上直樹○ 1R 1分58秒 TKO

石渡選手を相手に、井上選手はどこまでやってくれるんだろうって楽しみな一戦でした。ただ、井上選手は予想を遥かに超えた力を見せてくれましたね。僕は石渡選手をずっと見てきて、彼の強さを知っています。ここ一番の強さ、特に大舞台での勝負強さを知っているので、本当に驚きでした。井上選手からは全盛期の桜庭和志選手のような、底が見えない強さを感じました。井上選手は打撃を当てられた直後に、一気に畳み掛けて仕留めました。あれば本能ですよ。ファイターとしての気質を持って生まれてきています。

井上選手の前々回の対戦相手は渡部修斗選手で、その次が元谷友貴選手。2人とも一流の寝技師ですが、井上選手は彼らから寝技で一本勝ちをしています。そして今回は打撃が強い石渡選手を打撃で倒していますから。寝技も打撃も、本当に死角がない。しかもこれでまで20代前半ですから、規格外のものを持っています。堀口恭司選手のように、世界のトップを狙える逸材だと感じましたね。こんなすごい選手がゴロゴロと出てくるバンタム級はおもしろいですし、このトーナメントはすごくワクワクさせてくれますね。次回6月27日の大阪大会も楽しみです!

大山峻護さん





※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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大山峻護(おおやま・しゅんご)

5歳で柔道を始め、全日本学生体重別選手権準優勝、世界学生選手権出場、全日本実業団個人選手権優勝という実績を持つ。2001年、プロの総合格闘家としてデビュー。同年、PRIDEに、2004年にはK-1・HERO‘Sにも参戦。2012年ロードFC初代ミドル級王座獲得。現在は、企業や学校を訪問し、トレーニング指導や講演活動を行なっている。著書に「科学的に証明された心が強くなる ストレッチ」(アスコム)。ビジネスマンのメンタルタフネスを高めていくための本「ビジネスエリートがやっているファイトネス~体と心を一気に整える方法~」(あさ出版)を出版。

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