「のび太は桜庭選手を彷彿させる奥深さ・・・」、グレイシー一族と死闘を繰り広げた元PRIDE戦士が「Road to ONE」を熱血戦評!

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 ヴァンダレイ・シウバやグレイシー一族、ミルコ・クロコップ、ピーター・アーツなどのラスボス級ファイターと戦ってきた元総合格闘家の大山峻護さん。試合中の骨折や網膜剥離など、壮絶な経験を積んできた不屈のファイターが、9月10日に行われた格闘技イベント「Road to ONE 3rd:TOKYO FIGHT NIGHT」を魂のレビュー!

大山峻護さん

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【キックボクシング/ストロー級】
○有井渚海 vs. 黒田直也●

ABEMAが放送する人気恋愛リアリティショー「恋する週末ホームステイ」に出演して知名度もアップしている19歳の有井選手が、2R TKO。「有井選手のスター性を感じました。それを持っているのに、強い気持ちも持っているので、スターになり得る選手が現れたと思いますね。黒田選手も強い気持ちを持ってリングに上がっているのはわかるのですが、それを凌駕する有井選手の攻撃力でしたね」(大山)

【ムエタイ/ストロー級】
○朝陽 PK.センチャイムエタイジム vs. KING強介●

18歳の期待の新星・朝陽選手と36歳のベテランKING強介選手による新旧ムエタイ対決。朝陽選手が2Rにダウンを奪い、フルラウンドの末、判定3-0で完封勝利した。「物凄い試合を見せられました。二人とも、フィジカルもテクニックも、何よりもメンタルの部分が普通の選手を超えているものを持っていました。これだけの大一番なのに、すごく心の余裕を持っていましたね。二人ともある瞬間に笑ったんですけど、なかなかこの舞台で笑えるってことはないんですよね。KING選手も一発で倒せるパンチを持っていたんですけど、それを超える朝陽選手のメンタルの強さ。終始心に余裕があったように見えました。朝陽選手のこれからが楽しみですね。すごい高みに行けるんじゃないかなと思います」


【総合格闘技/バンタム級】
●今成正和 vs. 根津優太○

「足関十段」の異名を取る、レジェンド寝技師・今成選手とストライカーの根津選手というスタイルの違う二人の戦い。今成選手はノーガード、変則的な動きで圧をかけたが、根津選手が地道に攻撃を加え判定0-3で勝利。「グラップラー対ストライカーというわかりやすい図式で、とてもおもしろい試合でした。根津選手の溢れるエネルギーと今成選手の静かな殺気がわかりやすかった。今成選手は本当に唯一無二の選手だなと思いましたね。ここまで殺気を感じさせる選手はなかなかいないです。ゾッとしましたね。あの殺気と世界観で、たぶんほとんどの選手は飲み込まれてしまうと思うんですけど、それを跳ね返していった根津選手の心と体の強さは素晴らしいです。ノーガードでストライカーに圧力をかけてしまう今成選手は本当にすごいですが、それを押し返した根津選手もすごい。手数の差で根津選手に判定があがりましたけど、見応えのある試合でした。今成選手くらい歴史を持つ選手だと研究されてしまうので、自分らしさを出すのは難しいんですけど、一回でもハマれば相手の足を折れるくらいの破壊力を持っています。その必殺の足関節技を終始期待させてしまうファイターですね」

【総合格闘技/ウェルター級】
○手塚裕之 vs. グンター・カルンダ●

農家を営みながら格闘技を続ける「野生獣」手塚選手が、コンゴ共和国出身の「ビースト」グンター・カルンダに1R TKO勝ち。「手塚選手は僕と同じ栃木県出身の選手ということで期待していました。入場の時のオーラがあって、すごい日本人が出てきたなという印象でした。外国人選手に負けないフィジカルを持っているなんてなかなかないんですけど、そんな選手が栃木から出てきたということが嬉しいです。決定打となった踏み込んでの左フックは、全盛期の(山本)KID(徳郁)を思わせるような瞬発力だったので、これからが楽しみです。どんどん駆け上がって行って欲しいですね」

【総合格闘技/ストロー級】
○猿田洋祐 vs. 内藤のび太●

元ONE世界ストロー級王者同士の一戦はフルラウンドの末に猿田選手が判定勝ち。「素晴らしい試合で胸が熱くなりました。格闘技って生き様なんだなって、魂が揺さぶられました。この試合は勝った負けたを超えたものを見ました。猿田選手ののび太選手に対する思いも伝わってきましたし、それを受け止め切ったのび太選手の精神性の深さを見せつけられました。自然体ののび太選手と、溢れるエネルギーをぶつける猿田選手と対照的な二人でしたけど、ものすごく噛み合った素晴らしい試合でしたね。のび太選手の戦い方も桜庭(和志)選手とか宇野(薫)選手とかを彷彿させるような、奥の深さがありました。最終的に打撃のヒットポイント、相手に与えているダメージの差で猿田選手が勝ちましたけど、のび太選手の戦い方はすごいです。精神力がないとできない戦い方ですね。どっちが勝ってもおかしくない試合でしたけどね。のび太選手はプレッシャーをかけてテイクダウンからのチョーク狙いだったと思うんですけど、あそこまで完全に固められたら普通の選手では逃げられないですよね。あれを逃げ切ってしまう猿田選手のフィジカルが凄かったですね。お互いの凄いところが観客にも伝わりましたし、二人から格闘技の素晴らしさ、生き様を見してもらいましたね」と両者の健闘を称え、この試合をベストバウトに挙げた。





※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

大山峻護(おおやま・しゅんご)

5歳で柔道を始め、全日本学生体重別選手権準優勝、世界学生選手権出場、全日本実業団個人選手権優勝という実績を持つ。2001年、プロの総合格闘家としてデビュー。同年、PRIDEに、2004年にはK-1・HERO‘Sにも参戦。2012年ロードFC初代ミドル級王座獲得。現在は、企業や学校を訪問し、トレーニング指導や講演活動を行なっている。著書に「科学的に証明された心が強くなる ストレッチ」(アスコム)。10月中旬にビジネスマンのメンタルタフネスを高めていくための本「ビジネスエリートがやっているファイトネス~体と心を一気に整える方法~」(あさ出版)を出版予定。

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「科学的に証明された 心が強くなる ストレッチ」
ファイトネス
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