「朝倉海は時代を掴んだ男」、朝倉海の強さの秘訣を元総合格闘家が解説
9月27日に行われた「RIZIN.24」で、第3代RIZINバンタム級王者の朝倉海が元パンクラス初代ライト級王者の昇侍を1ラウンドTKOで圧勝した。
大山峻護さん
朝倉選手は前回8月10日の大会でRIZINバンタム級のベルトを手にしてから約1ヶ月での参戦。日本の格闘技界を盛り上げるために立ち上がったリングで、チャンピオンの威厳を示した。
朝倉選手の強さのポイントを、試合を観戦した元総合格闘家の大山峻護さんに聞いた。
「時代を掴んだ男のオーラを感じましたね。朝倉選手は距離感、タイミングが抜群。イケイケに見えてすごくクレバーで、相手を引き付けて戦うこともできるし、自分から攻めて持っていくこともできる。
今回は引き付けてカウンターを取るという戦い方で、昇侍選手は打ち合いしたいから前にいきたかったのに、距離を取られて。朝倉選手は距離が取るのが上手くて、それでいてパンチが伸びてくる。殴り合いたいのに殴り合えない距離感で、しかも当て感も良くて、破壊力もあるから、相手選手からするとものすごくやりにくいと思います。攻略するのはなかなか難しいところにいると思いますね。
最近の朝倉選手は、技術はもちろん勢いとかメンタルとか時代の流れと、いろんなものが一つになってすごい力を発揮していますね。前回も今回も堀口選手の一戦も、神がかった試合でした。神がかった試合なんてそんな何回も出せるものじゃないんですけど、朝倉選手はすごい頻度で出しているので、スーパースターの域になりつつあるんじゃないかなと思います。あの若さでこのレベルと経験値、時代が朝倉選手に来ているのを感じますね。
対戦相手の昇侍選手、37歳で人生をかけてチャンピオンに挑む覚悟を感じました。だけどそれを圧倒してしまう朝倉選手はやっぱりすごいです。その上、インタビューでも言っていましたが、『日本を元気にしたい』という気持ちがすごく嬉しいですね。王者としての人間性も進化していくことができるんだと見させてもらいました」
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
大山峻護(おおやま・しゅんご)
5歳で柔道を始め、全日本学生体重別選手権準優勝、世界学生選手権出場、全日本実業団個人選手権優勝という実績を持つ。2001年、プロの総合格闘家としてデビュー。同年、PRIDEに、2004年にはK-1・HERO‘Sにも参戦。2012年ロードFC初代ミドル級王座獲得。現在は、企業や学校を訪問し、トレーニング指導や講演活動を行なっている。著書に「科学的に証明された心が強くなる ストレッチ」(アスコム)。10月中旬にビジネスマンのメンタルタフネスを高めていくための本「ビジネスエリートがやっているファイトネス~体と心を一気に整える方法~」(あさ出版)を出版予定。
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「科学的に証明された 心が強くなる ストレッチ」
ファイトネス
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