いよいよ東京五輪・ソフトボールが開幕! 初戦をコールド勝ちで飾った日本ソフトボール界のエース、上野の秘めた思いとは

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 日本ソフトボール界の絶対エースとして知られる上野もここに至るまでには紆余曲折があった。08年の北京五輪は2日間、3試合で計413球を投げぬくなど、鉄腕ぶりを発揮。球技としては76年モントリオール女子バレー以来の金メダル獲得の立役者となり、大きな注目を集めるように。一方でその後は「燃え尽き症候群」に悩まされた。金メダルを獲得した北京五輪を最後にソフトボールが五輪競技として除外されたことで「自分は何のためにソフトボールをやっているんだろう」とモチベーションを失ってしまった時期もあったという。

 そんなエースを支えたのが、現在日本代表チームの監督でもある宇津木麗華監督だった。所属チームのビックカメラ高崎でも師弟コンビを組む2人。長年上野の様子を見続けてきた同監督は様々な方法でモチベーションを引き出すことを画策。本来投手である上野に野手として挑戦させるなど、ほかの選手のポジションを経験させることで、原点であるソフトボールの楽しさに気づかせたという。

 この取り組みについて上野自身もこう語っている。「分からないことがいっぱいあって、できないことがたくさんあってそれが楽しかったし、嬉しかった」。投手としてはやりつくした気持ちもあったが、ほかのポジションを体験することで再びソフトボールと向き合うことができたというのだ。

 そして再び迎えた五輪の舞台に頼もしいエースは戻ってきた。伝説を再び作れるか、注目だ。





※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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