人類最強の男とも呼ばれるエメリヤーエンコ・ヒョードルを紐解く
最強伝説は消えない
エメリヤーエンコ・ヒョードルには、いくつかの通称がある。人類最強の男はすでに述べているが、そのほかにロシアン・ラストエンペラー、60億分の1の男、氷の皇帝などである。
いずれもヒョードルの強さを表現したもので、日本での活躍が世界にまでその名を広げたことが、よく表れているかもしれない。
とりわけ、氷の皇帝は彼がほとんど表情を変えずに、戦う姿から来ている。攻撃している時は元より、防御に回っている時でも冷静に対応し、すぐに形勢を逆転し勝利に結びつけることがある。
本人曰く「持って生まれたもの」のようだが、それもまた才能の一種でもあるのだろう。かつて高田延彦が「立って良し」「寝て良し」「離れて良し」と言われていたが、ヒョードルも同様である。
いや、もしかすると高田以上に三拍子揃った総合格闘家であり、だからこそPRIDEのリングでも活躍できたのであろう。
しかし最強の名をほしいままにしたヒョードルも、激闘あるいは年齢の影響からか、戦いに陰りが出てきていることも確かだ。直近の試合は2019年1月にBellatorで行われたが、試合開始直後にKO負けとなった。
このまま現役を続けるのかどうか、進退を明らかにしていないが、彼もすでに40歳を過ぎている。過酷な総合格闘技の舞台から退くことも、当然視野に入ってくるであろう。一度現役を引退していた身でもあり、多くの人が納得するかもしれない。
そうは言っても、彼の総合格闘技への功績は計り知れないものがある。今後も彼のファイトが語り継がれていくことは間違いないであろう。
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