勝田貴元が母国ラリーで3位表彰台!日本人WRC優勝は時間の問題か

タグ: , , , 2022/11/14

ラリージャパンのコースを走る勝田貴元のトヨタ・GRヤリス・ラリー1・ハイブリッド(トヨタ自動車提供)

 勝田はラリーに本格転向する前はサーキットレースを主戦場としていた。2011年に登竜門シリーズのフォーミュラチャレンジジャパンでチャンピオンに輝いたほか、13年の全日本F3ではシリーズランク2位を獲得。レースの世界でも有望株だったが、祖父、父親ともラリードライバーというラリー一家に育ち、レースをするかたわら全日本ラリー選手権にもスポット参戦していた。

 転機になったのはトヨタがWRCに復帰するという噂が舞い込んだから。「難しさも分かった。レースもずっと好きなので両方やりたいという思いもあった。ただ、現実的な目標を立てていた時に、レースだと世界に行ける可能性がすごく低いと感じた。世界で活躍するにはラリー1本に絞るしかないと思った」

 するとトヨタが2015年に若手のラリードライバーを育成するプログラムをつくると発表。サーキットレースの活動を取りやめてすぐさまオーディンに応募して見事に合格。2016年にはWRCデビューを果たし、下部クラスで武者修行。めきめきと頭角を現し、トップカテゴリーへと突き進んだ。

 来季もトヨタチームの一員としてフル参戦する見通し。30年間なしえていない日本人のWRC優勝は時間の問題かもしれない。

[文/中日スポーツ・鶴田真也]

トーチュウF1エクスプレス(http://f1express.cnc.ne.jp/)

【関連記事】ホンダのF1復帰説が再燃 キーワードは撤退理由でもある「カーボンニュートラル」

【関連記事】元4連覇王者のベッテルが今季限りでのF1引退を表明 実は名前の発音は「ベッテル」じゃない説!?

【関連記事】ホンダ、劇的な大逆転で30年ぶり王座奪還!フェルスタッペンが初の世界チャンピオンに輝く

「アスリート/セレブ」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP 【期間限定販売】浅倉カンナ ラストファイトメモリアル 拳トロフィー

浅倉カンナの左拳を本人から腕型を採取し、トロフィーとして完全再現させていただきました。 血管やしわの細部までに忠実に再現した、大変貴重なトロフィーとなります。

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム