矢野阪神 失策数リーグワーストの「お家芸」で厳しい目を向けられる「選手の名前」
(C)CoCoKARAnext
阪神は12日の中日戦(京セラドーム)に0ー4の完封負けで4連敗。コロナ禍にあえぐ苦しいチーム状況の中、あの「悪癖」も足を引っ張っている。
【関連記事】「今は誰もいない」阪神の後任監督問題について「日本一の投手コーチ」、佐藤義則氏が断言した理由とは
ファイティングポーズを取る以前の問題だった。この日は中日左腕エースの大野雄と西勇の投げ合い。好投手どうしの対戦ということでロースコアの展開が予想された中、阪神ファンのため息が漏れたのは初回のプレーにもあった。
一回二死一、二塁から平田の右前への安打を右翼を守っていた佐藤輝が三塁へ悪送球。結果として右前適時打となり先制点を献上すると、今度は二死二、三塁の場面で木下の三塁正面へのゴロを糸原がファンブル。相次ぐミスの連鎖で初回から2点を失った。
結局打線は大野雄を打ち崩せず、散発4安打に封じこまれ、完封勝利を献上。初回のミスからの失点が重く響いた。
またチームはこの2つのエラーで巨人を抜き、リーグ単独ワーストの67失策を記録。阪神はこれまでも4年連続リーグワーストの失策数を記録しており、長年の課題となっているが、ここにきて不用意なプレーが目立ち始めた。
最近のエラー急増ぶりについてはこんな声もある。
「DeNA戦の3連敗も全てエラーがらみの失点。青柳、伊藤将、才木の3投手は試合を作りながら、エラーで足を引っぱられた形となった。元々投手力のチームともいわれる中で、守りを固めなければ勝利に結びつかないことは分かっていること。この日の佐藤輝、糸原にしてもルーキーではない。不用意なプレーで投手陣の信頼も失いかねない」(球界関係者)