危惧される「WBC燃え尽き症候群」元侍戦士からの金言とは【侍ジャパン】

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 球界OBで巨人、メジャーのレッドソックスなどで活躍した上原浩治氏は22日、自身のYouTubeチャンネルを更新。その中で世界一に輝いた侍ジャパンのメンバーをねぎらうと共に、今後の「注意点」について言及した。

 動画内では世界一に輝いた大谷がトラウトを三振に抑えたシーンを取り上げつつ、準決勝、決勝も1点差の僅差で勝ちきったことに「強いチームだと思った」と称賛。続けて今大会を振り返って勝因に結びついた要因に関して「パワー野球、もうスモールベースボールじゃない。アメリカに負けていない」「特に投手陣は世界一」とメジャーと互角に戦っているとたたえた。

 その上で今後に控えるシーズンの戦い方については「燃え尽き症候群じゃないけどね、これからが大事なんでね。どう気持ちを切り替えられるか、どう身体を切り替えられるか。そこがポイントになってくると思う」と語った上原氏。この点は多くの識者も懸念している点ではあるが、同様のポイントを上原氏も指摘した。

 自身も2006年の第1回大会では日本代表として戦い、優勝に輝いた。特にアメリカ・サンディエゴで迎えた準決勝の韓国戦では、同大会で連敗していた宿敵相手に、先発投手として7回を投げ3安打8奪三振の快投を見せた。上原氏は「あの1年間で一番いいピッチングしたのは韓国戦だった」とした上で、「僕の場合は(その後の切り替えに)失敗しました」と告白した。

 キャリアを積んだ名選手ですら、その後の調整には苦労したと明かしたのだ。

 動画内では「こういう経験をした人たちには、もっともっと上を目指してもらいたいんで、シーズンをケガなく過ごしてほしいな」と「親心」を語った上原氏。チームに戻った侍戦士の多くは世界のトップレベルの選手と接したことで「もっとやらないといけないと思った」とさらなる技術向上を誓っている。ぜひとも怪我することなく、シーズンも白熱した戦いを見せてもらいたいものだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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