K-1から転向4年で立った世界の頂! 武居由樹がWBOバンタム級王座を全勝戴冠 不自然な動きでモロニーの「悪夢」に
警戒心を強く保ちながらも、終盤には焦燥感から粗さを見せたモロニー。米メディア『Sporting News』のトム・グレイ記者が「パワーとレフティーの不自然なスタンスがモロニーに悪夢をもたらした」と指摘したように33歳のチャンプは、武居のトリッキーさに翻弄された。この文字通りの完敗にリング上での表情は曇ったままだった。
これでバンタム級は主要4団体全てで日本人が世界王者となった。WBCは3階級制覇の中谷潤人(M・T)で、WBAは井上拓真(大橋)、IBFは今月4日に名手エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)を破った西田凌佑(六島)だ。
日本人王者たちがひしめくバンタム級戦線で、異彩の放つ武居の快進撃はどこまで続くのか。今後の統一戦の行方に楽しみは増すばかりである。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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