ダカールラリーで連続出場記録を持つ菅原義正の鉄人伝説 次は「アフリカエコレース」に出場!
菅原の鉄人伝説
ラストランとなった昨年のダカールラリーでもトラックの日野レンジャーをドライブした(日野自動車提供)
一方のアフリカエコレースはモナコを起点しており、ゴールもダカール。競技ルート自体はパリダカ時代に近い。1997年のダカールラリー覇者、篠塚建次郎も昨年の大会に出走した。
菅原は1941(昭和16)年生まれ。83年にオートバイでダカールラリーに初出場。以降、4輪車、トラックで参戦を続けてきた。トラック部門では総合2位が最高位だ。難度が増した過去2大会で連続リタイアを喫したことが勇退の引き金にはなったが、ヘルメットを完全に脱ぐという決断はしなかった。
「私はこっちが本当のダカールラリーだと思っている。完走が目的だからのんびりと走ってきます」。戦友でもある篠塚にも触発され、広大なサハラ砂漠でもう1度競技したいという冒険心をくすぐられたという。
ゴールはダカール郊外にあるラックローズ(ローズ湖)。パリダカ時代の終着地で、ピンク色の湖面をたたえる景勝地として知られる。現地には「アフリカの水を飲んだ者は再びアフリカへ帰る」とのことわざがある。最後に走った2007年以来、13年ぶりのサハラ砂漠。菅原の鉄人伝説はまだまだ続く。
[文・写真/中日スポーツ・鶴田真也]
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