「まだ、良い時の岩崎君じゃない」阪神守護神・岩崎が抱える課題とは? 日本一の投手コーチ 佐藤義則氏が語る

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 3日に行われた阪神対中日の試合について、現役時代、阪急で最優秀投手をはじめ、最優秀中継ぎ投手、最多勝利、最多奪三振、ノーヒットノーラン達成など数多くのタイトルを獲得し、引退後も阪神、日本ハム、楽天などで投手コーチを歴任、ダルビッシュ有や、田中将大ら日本を代表する投手たちを育てあげ、野村克也氏や星野仙一氏に「日本一の投手コーチ」と称された佐藤義則氏が、自身でおこなっているYouTubeチャンネル「佐藤義則チャンネル」で語った。

【動画】2022年7月3日【 阪神 vs 中日 】 佐藤義則氏のワンポイント解説


 7月3日に行われた、阪神対中日の試合は3-0で阪神が勝利をおさめた。

 試合は、2回に5番・大山の2ランホームランで先制すると、3回には1番・中野にもソロホームランが飛び出し3点目を追加。投げては故障から復活した才木が先発し、5回を無失点に抑える力投。最後は岩崎が9回をきっちり締め勝利し、才木は1159日ぶりの勝利を飾った。

 阪神ファンも大いに沸き返った才木の復活劇には、佐藤氏も、

「コントロールも良かったし、若干球数が多かっただけで、見る限りは高めのストライクがとれていたので安心してみていられた。久しぶりの割に落ち着いて投げていたんじゃないかなと思います。コースにしっかりキレの良いストレートを投げられていたし、低めにも投げ込めていた。計算以上のピッチングが出来ていたんじゃないかな。5回をゼロなんで、何も言うことないと思います」

 と、投球内容を振り返り、エース候補の復活を称賛した。





 さらに続けて佐藤氏は、

「あとは、遅いボールでカウントを取れるボール。あると思うけどキャッチャーがあまり使わないんで、真っ直ぐとフォークだけだとヒットも打たれる。だからそこを整理できれば、もっと長いイニング投げられると思う。次の試合も楽しみに観れるピッチングだったと思います」

 と、才木に対して具体的なアドバイスを挙げ、これからの活躍にエールを送った。

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