パドレス・ダルビッシュ有 開幕戦で好投報われずもベテランの風格
味方も好投を続けるダルビッシュに2点を援護。このままいけばメジャーでは初の開幕投手の白星を手にするかと思われたが、暗転したのは9回だ。昨年まで阪神でクローザーを務めていたスアレスが2点をリードした9回に4番手として登板。しかし先頭から二者連続四球、さらに死球まで与える乱調で無死満塁のピンチを迎えると、スイッチしたスタメンがサヨナラ弾を浴びて、試合終了となった。
過去2度の開幕投手ではいずれも勝ち星つかず。「3度目の正直」を狙うも目前で勝ち星が逃げていった。一方でエースの風格すら漂う落ち着いたピッチング内容が印象に残った。今オフは労使交渉が長引き、通常のキャンプよりも短い異例のシーズンとなった。それでも「自由にやらせてもらっていたので自分には合っていた」とマイペース調整でコンディションを整えてきた。昨季痛めた股関節など含め万全のケアを行った上で臨んだ開幕戦。この日の投球のように粘り強く投げられれば、勝ち星は自然とついてくるはずだ。
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