「夢のようなシーズン」ダルビッシュ有の快投ぶりにドミニカメディアも感嘆!PS進出に向け「チームの核として地位を築いている」
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パドレスのダルビッシュ有は現地9月2日(日本時間3日)、ドジャース戦に先発し、7回を2安打無失点に抑え今季12勝目を手にした。チームの7-1での勝利に大きく貢献したこの日、日米通算3000奪三振達成という輝かしい記録も打ち立てている。
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ここまでチームの勝ち頭として、ポストシーズン進出を見据えるチームの原動力となっている。5シーズンぶりに白星を2桁に乗せた今季、開幕から安定したピッチングを展開しており、パドレス先発陣の中でも最も頼れる存在であることは間違いないだろう。
近年でも、特に圧巻のパフォーマンスを披露し続けている今季のダルビッシュに対し、野球の強豪国であるドミニカ共和国のスポーツサイト『Diario Récord』は、ドジャース戦のピッチング内容とともに、これまでのキャリアで築き上げてきた功績を称えている。
同メディアは「2012年、テキサス・レンジャーズの一員として、日本の有望株はビッグショーのマウンドを踏んだ」とメジャーデビューの様子を綴っており、さらに「ダルビッシュは200個以上の奪三振を記録し、マイク・トラウトに次いで、新人王投票で2位となった」と、初年度の活躍を振り返っている。
「レンジャーズ、ドジャース、カブス、パドレスのジャージを着て、すでに10年の経験を持つダルビッシュは昨日、再び芸術作品を披露した。所属経験のあるロサンゼルス・ドジャースを相手に7回2安打の好投を披露し、今季20度目のクオリティ・スタートを飾った」として、先日の投球を評した。
加えて「ダルビッシュは、12勝7敗、防御率3.26、162.2イニングで162奪三振という夢のようなシーズンを送っており、90年代末に保持していた輝かしいレベルに戻ろうとするチームの核としての地位を築いている」と、今シーズンの活躍に賛辞を送っている。
記事には「ドジャース戦の好投でチームはワイルドカード順位で2位に浮上し、ポストシーズンへの好位置を確保した」とも記されている。プロキャリア18年目、36歳を迎えたダルビッシュのポテンシャルは今後、シーズンの最も重要な場面でさらに発揮されるだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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