F1・角田裕毅が自己最高位の7位入賞も「今日の結果には少しフラストレーションを感じます。」とコメントを残した理由とは

タグ: , , 2021/6/7

レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスが今季初V(ホンダ提供)


 結果的にはリスタート1周目にマクラーレンのランド・ノリス(英国)、アルピーヌのフェルナンド・アロンソ(フランス)に抜かれ、コースアウトしたメルセデスのルイス・ハミルトン(英国)が後退したことで、角田は7位に。「残念ながら、最終ラップにかけて2つポジションを落としてしまいました。違うやり方があったのかは定かではありませんが、さらに前に行くためにはどうすべきかを学ぶべく、すべてを分析します」と本人は悔しがった。

 ただ、残り2周でリスタートされたことで最も損をしたのはコースアウトしてノーポイントに終わったハミルトンかもしれない。4点差でポイントリーダーだったフェルスタッペンがクラッシュでノーポイントに終わっていたため、上位で入賞していれば、ランキングトップの座を簡単に取り戻すことができた。それが自身もノーポイントとなり、出走したレースでの連続入賞が54戦で途切れてしまった。

 コンストラクター(製造者)争いでもメルセデスはまさかの獲得ポイントなし。ハミルトンの相棒のバルテリ・ボッタス(フィンランド)も12位で入賞に至らなかった。一方、ランク首位のレッドブル・ホンダはセルジオ・ペレス(メキシコ)が今季初優勝を果たし、25点を得たことで、両陣営の点差は一気に26点に開いた。

 アルファタウリ・ホンダも今季初表彰台の3位を獲得したピエール・ガスリー(フランス)と角田による今季初のダブル入賞で、アストンマーティンを抜いて製造者部門5位に浮上した。

 フェルスタッペンがクラッシュした際にマシ・レースディレクターに赤旗中断を無線を通じて進言したのはレッドブルのジョナサン・ウィートリー・スポーティングディレクターだったという。他のドライバーにもタイヤトラブルが発生する危険性を案じて訴えたものだが、結果的にこの行動がレッドブル陣営にプラスに働いた。禍福はあざなえる縄の如し、とはまさにこのことだ。

[文/中日スポーツ・鶴田真也]

トーチュウF1エクスプレス(http://f1express.cnc.ne.jp/)






※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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