「このマシンはくそ信じられない!」F1・角田裕毅が不適切発言を謝罪

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スペインGPで走行する角田裕毅のマシン(ホンダ提供)


 自身でもドライビング中に気が短くなる性格を把握しており、予選で振るわなかったことに熱くなってしまったもようだが、F1は人間関係も含めて機密が多い。たとえ文句があったとしてもそこは腹に収めるべきだったし、チーム広報も事前に発言には注意するよう角田に促しても良かった。

 ただ、角田がメディアトレーニングをどこまで受けてきたのか心配にはなる。メディアトレーニングとはインタビューや記者会見などで不謹慎な発言をしないようメディア対応のスキルを習得すること。ここまで日本のFIA―F4、渡欧してF3、F2に参戦してきたが、いずれもメインイベントに併催されるサポートレースで大舞台でのメディア対応は決して多くはなかった。しかも昨季は新型コロナウイルス禍で現場でのメディア取材も限られていた。絶対的に場数を踏む頻度は少なかったから、公の場での話術は発展途上だったと思う。

 F1に参戦してまだ4戦目。アルファタウリやレッドブルの面々も若気の至りだったと水に流してもらえれば、角田本人にとってもこの一件がプラスに働くのではないか。

[文/中日スポーツ・鶴田真也]

トーチュウF1エクスプレス(http://f1express.cnc.ne.jp/)






※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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