F1デビューの角田裕毅に各方面から称賛の声「日本だけでなく、レッドブルにとっても角田は救世主になるかもしれない」
角田が駆るアルファタウリのマシン(ホンダ提供)
ドイツのテレビ局RTL(電子版)も「日本だけでなく、レッドブルにとっても角田は救世主になるかもしれない」と大胆に予想。レッドブルのエースのマックス・フェルスタッペン(オランダ)が来季以降に他チームへの移籍を決断した場合は角田が後釜の最有力になるかもしれないと伝えた。
角田はホンダとレッドブルの両組織の育成ドライバーながら、ホンダは今季を最後にF1活動を終了するため、ホンダという後ろ盾がなくなることで来季以降はF1シートを失いかねないとの悲観的な観測も出ていた。ところが開幕戦の活躍を機に欧州を中心に角田の株が急上昇。独立独歩で今後も活躍できると太鼓判を押された形だ。
F1にレースドライバーとしてエントリーした日本人は角田で21人目。過去の日本人最高位は3位で、1990年日本GPの鈴木亜久里(当時ラルース)、2004年アメリカGPの佐藤琢磨(当時BARホンダ)、2012年日本GPの小林可夢偉(当時ザウバー)の3人が記録しているが、彼らを超えて日本人初優勝を飾るのではと期待されている。
その意味では角田は日本人ドライバーのF1参戦史を大きく塗り替える「ニュータイプ」が出現したと言えそうだ。次戦は第2戦エミリアロマーニャGP(イタリア・イモラ、18日決勝)。彼の走りに自然と注目が集まる。
[文・写真/中日スポーツ・鶴田真也]
トーチュウF1エクスプレス(http://f1express.cnc.ne.jp/)
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