【中日】黄金ルーキー・金丸夢斗の初登板で見えた「希望」と「課題」
■守備面の課題とサインミスが散見
明確な課題として残ったのは「守備面」と「サインミス」だ。
守備に関しては4回、本人が反省点で挙げたタイラー・オースティンへの四球を与えた直後のこと。蝦名達夫のピッチャー返しを捕球できず、センター前へ抜かせてしまった点だ。打球にグラブを合わせに行くもすり抜けてしまい、失点に繋がれてしまった。
入団以降じっくりと調整を進めた関係で、2軍でも数試合しかプロの打球を体感できていなかったのはあるかもしれない。一流の投手は守備も上手いことが多く、ぜひ金丸も取れるアウトはしっかり取っていきたいところだ。
他方、サインミスに関しては1度ならず2度発生していた。おそらく変化球のサインで速球を投げたと思われるが、このあたりも捕手としっかり詰めていきたい。
「希望」も「課題」も含めて、中日のルーキーでここまで注目を集めた初登板は、そうそうないだろう。金丸も期待に応え、才能の片りんを見せてくれた。井上一樹監督曰く、一度登録を外すようだが、2度目の登板もそう遠くない日に来るはず。これからの「夢物語」が明るく照らされることを祈る。
[文:尾張はじめ]
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