「確実に行けるタイミングでないと」阪神・大山悠輔の3塁憤死に球団OBからもシビアなコメント

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大山の走塁ミスで阪神は得点のチャンスを逃した(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 セ・リーグ首位の阪神は7月8日、甲子園でヤクルトと対戦し2-3で敗れた。阪神先発の伊藤将司は7回途中まで投げ、ヤクルト打線を3点に抑えるも敗戦投手となり、自身の甲子園での連勝は11でストップした。

 3連戦初戦が雨で中止となっており、前カード広島戦からの連敗を喫した阪神だが、このゲームの6回の攻撃で、得点のチャンスを自ら逸することとなった、ミスとも呼べるプレーがみられた。

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 6回裏、四球と連打で1-1の同点に追いつき、なおも2死、ランナー2・3塁と一打逆転の場面。6番のヨハン・ミエセスがセンター奥へ打球を飛ばし、犠牲フライには十分な当たりとなった。当然、3塁ランナーのシェルドン・ノイジーがタッチアップからホームへ向かうも、ここで同時に2塁ランナー、大山悠輔も3塁進塁を試みる。ヤクルト守備陣は3塁へ送球し、ノイジーがホームベースを踏む直前に大山がタッチアウト。阪神はチャンスで同点止まりとなり、逆転のチャンスを自ら手放す形となってしまった。

 その直後にヤクルトに勝ち越しを許すなど、試合の流れが大きく傾いた阪神の拙攻、このシーンには球団OBも不満気な表情をみせている。

「3塁を狙うのであれば、確実に行けるタイミングでないと行ってはいけない」

 そう語るのは中日、西武、阪神で現役生活を送り、ベストナインにも3度選出の実績を持つ田尾安志氏だ。7月8日の試合後にYouTubeチャンネル『TAO CHANNEL』更新、大山の走塁が試合のポイントとなったと振り返っている。

 田尾氏は「あのセンターフライだったら、(ヤクルト守備陣は)『ホームへはつながない』と思わないといけない」と大山の走塁の意識に苦言を呈しており、「あそこで冒険してまで3塁へ行く必要があったかな。2死2塁でも良い場面」と表情を曇らせた。

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