「1・2番が出塁しても還せない」迫力を欠く阪神打線の主軸に球界OBが苦言!一軍復帰した佐藤輝への叱咤も

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大山は直近5試合で3安打。1日の巨人戦こそソロ弾を放ったものの、打点はその1点のみだ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 7月に入り敵地での戦いが続いている阪神は、5日の広島とのゲームでは2-0と接戦を制し、チームとして今月2度目の零封勝利を収めた。先発の大竹耕太郎が自身初完封勝利を達成し、このカード対戦成績を1勝1敗に持ち込んでいる。

 前日のカード初戦では1-9で敗れており、大敗の嫌な雰囲気を払拭するかのような大竹の見事なピッチングがチームに白星をもたらした。しかし、打線は2得点にとどまり、前カードの巨人3連戦から5試合続けて3得点以下となっている。

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 リードオフマンの近本光司がろっ骨骨折で戦列を離れるという緊急事態を迎えているチームは、島田海吏を今季初めて1番に起用、またファームで調整を続けていた佐藤輝明が一軍に昇格、スタメンに名を連ねた。

 島田が先頭打者本塁打を記録するなど結果を残したものの、チームは4回以降ノーヒットと沈黙、中盤からは得点の気配が感じられないままゲームが進んでいる。5番に座り期待された佐藤輝も3三振を含む4打数ノーヒットに終わった。

 迫力を欠いた状態が続いている現在の阪神打線に対し、特にクリーンアップを担う主軸への奮起を促す声が球界OBからも挙がっているようだ。

 阪急やオリックスで通算165勝を記録し、引退後は阪神のコーチも務め2003年のリーグ優勝に貢献した佐藤義則氏が自身のYouTubeチャンネル『佐藤義則チャンネル』の中で、打撃陣の現状について見解を述べている。

 7月6日更新となった動画において佐藤氏は、5日のゲームの3回、2-0で迎えたノーアウト満塁のチャンスで得点が入らなかったシーンを振り返りながら、「調子の良い時は外野フライなどで点が入っていた」と前半との打線の勢いの違いを指摘している。

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