矢野阪神 「だから4番が育たない」といわれる「大山外し」の波紋
先発オーダーこそ外れたものの、9回に代打で出た大山は左安打をマークした。今季129試合に出場し21発を放っている主砲がオーダーに名を連ねているだけでも相手に与えるプレッシャーは違ったと予想できるだけに、この日の矢野監督の用兵に疑問の声が上がったのだ。
大山は今季、甲子園で行われた巨人戦で鮮烈な印象も残している。9月4日に行われた試合、1点を追う9回無死一塁で打席に入った大山は守護神ビエイラの球を完璧に捉えて、左越え2点本塁打を放った。阪神の選手が巨人戦で逆転サヨナラ本塁打をマークしたのは田尾安志氏以来33年ぶりの快挙だった。大山にしても4番定着が求められながら、好不調の波が激しいなど、首脳陣からしたら物足りない点はあるのかもしれないが、継続して使わなければ、育たないのも事実だ。
大山、佐藤輝に関して第2戦スタメン起用の可能性について「それはもちろん、あります」と矢野監督。がけっぷちの戦い、若い力で巨人を押し戻すことができるか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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