何をどれだけ食べたらいい?アメリカの食事ガイド「マイ・プレート」
「マイ・プレート」を参考に毎日の食事をバランスよく摂る工夫
主食の半分は全粒穀物に
全粒穀物は、白米など精製したものと比べてビタミンB1や鉄分が豊富に含まれます。主食となるご飯を雑穀米や玄米、パンをライ麦パンや全粒粉パンにするとよいでしょう。シリアルを食べるときは、オートミールを混ぜて食べるのもおすすめです。
さまざまな食品からタンパク質を
タンパク質は、肉・魚・卵・大豆製品・豆類など、さまざまな食品からとりましょう。アメリカの食事ガイドでは、大豆・レンズ豆・ひよこ豆などの一部の豆類はタンパク質・鉄分・葉酸・カリウムなどが豊富に含まれることから、タンパク質と野菜の2つのグループに属しています。大豆製品や豆類は、肉と比べて飽和脂肪酸が少ないので、脂肪のとり過ぎが気になる方はとり入れたい食品の一つです。
お皿の半分は野菜と果物を
新鮮な野菜や果物を摂るのがよいですが、忙しいときは冷凍食品や缶詰・乾燥したものを活用してもOKです。ジュースで摂るときは、果汁100%か自家製のフレッシュジュースを飲むようにしましょう。また、果物は野菜に比べて糖質が多く含まれるので、マイ・プレートの示すように野菜の方を多く摂るよう意識しましょう。
乳製品は低脂肪・無脂肪のものを
乳製品は過剰になりがちな飽和脂肪酸を多く含みます。飽和脂肪酸は、コレステロール値の上昇や肥満のリスクとなることで知られています。牛乳やヨーグルトを摂る習慣のある方は、低脂肪や無脂肪のものを選ぶか、豆乳などの大豆製品に切り替えて脂質を控えましょう。
何をどれだけ食べればバランスのよい食事になるか示したアメリカの食事ガイドである「マイ・プレート」。ガイドラインでは、「健康増進と病気の予防のためのバランスのよい食事」として紹介されています。そして「マイ・プレート」は、米国人向けの食事ガイドです。日本では、日本人の食生活や食事摂取基準に合わせた「食事バランスガイド」を参考にしましょう。また、人によって病気の程度はさまざまで、食事療法の内容も異なります。主治医の指示がある場合はそれに従ってください。
【参考・参照】
USDA MyPlate(最終閲覧日:2022/7/23)
USDA Dietary Guidelines for Americans2020-2025〈Dietary_Guidelines_for_Americans-2020-2025.pdf〉(最終閲覧日:2022/7/23)
厚生労働省 令和元年国民健康・栄養調査報告(最終閲覧日:2022/7/23)
厚生労働省 日本人の食事摂取基準2020年版(最終閲覧日:2022/7/23)
農林水産省 他の国ではどんなフードガイドを用いているの?(最終閲覧日:2022/7/23)
文部科学省 食品成分データベース(最終閲覧日:2022/7/23)
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[文:あすけん 管理栄養士 公開日:2022年8月11日]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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