男性更年期になりやすい人の共通点をご存じですか?今すぐ取り組める対策も
「最近眠りが浅い」「なんだか疲れてやる気がでない」
こんな症状が思い当たったら、それは男性更年期の兆候かもしれません。
女性の悩みと思われがちな更年期。
しかし、実は男性更年期には潜在患者が約600万人いるともいわれており、身近な悩みとして認知されつつあります。
ではどんな人が男性更年期になりやすいのでしょうか?
この記事では、男性更年期になりやすい人の共通点、男性更年期が疑われる場合の相談先をご紹介します。
1.男性更年期になりやすい人の共通点
女性の更年期は、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌低下が原因で起こります。
一方、男性の更年期は、男性ホルモン(テストステロン)の分泌低下が原因です。
男性ホルモンは、加齢によって誰でも減少していきます。
さらに、更年期の症状がでやすい人には、加齢以外の原因で男性ホルモンを減少させてしまう、いくつかの共通点があるといわれています。
1-1.真面目で責任感が強い
ストレスは男性ホルモンの減少を早めるとされています。
真面目で失敗を許せない人や、責任感が強くて仕事を抱えすぎてしまう人は、ストレスから男性更年期にかかるリスクがあります。
1-2.仕事や人間関係でストレスを抱えている
仕事で重責を負っていたり、中間管理職についたことで上司と部下の間に挟まれる環境が続いていたりしませんか?
また、家庭内にも、子どもの進学や親の介護などによる人間関係の悩みがあるかもしれません。
仕事や人間関係のストレスも、男性ホルモンの減少を招く可能性があります。
1‐3.生活習慣が乱れている
男性ホルモンが減少する要因は、ストレスだけではありません。
肥満によっても、男性ホルモンが減少することがあります。
油分の多い食事やアルコールを摂る機会の多い人は、注意が必要です。
また運動不足は、肥満になるだけでなく、筋力の低下を招き、さらに男性ホルモンの減少を加速させる原因になりかねません。
2.男性更年期の相談先は?
男性更年期を疑う症状があらわれても、何科を受診すればいいのか迷う人も多いでしょう。
男性更年期を診断・治療しているのは泌尿器科です。
泌尿器科では、採血による男性ホルモン(テストステロン)測定などの検査を行います。
さらに、男性更年期と診断された場合は、注射などによるテストステロン補充療法が行われます。
最近では、男性更年期専門外来を開設している医院もあるので調べてみるのもいいでしょう。男性更年期の要因にはストレスが大きく関わっていることもわかってきました。なるべくストレスを溜めない生活、また運動や食事といった生活習慣もテストステロンの低下を防ぐためには大事とされます。ウォーキングや食事面ではビタミンDや亜鉛を意識して食事に取り入れるといいかもしれません。