“頻尿”の定義って?タイプや目安を知ろう!
[文:女性医療クリニックLUNA(http://www.luna-clinic.jp/)]
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今回は、「頻尿」についてお話します。
そもそも頻尿ってどのくらいの回数を指すのか?という声をよく聞きます。
実は、国際的には”自分が困ったら”頻尿とされています。
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なので、極端なことをいえば、自分が困らなかったら1日20回お手洗いにいっても頻尿とは言わないのです。
とはいえ、おおよその目安としては、昼間は8回以上、夜は1回以上だと頻尿にあたります。
ただし夜に関しては、中年以降の方の大半は1回はトイレに起きるかと思います。
この場合、トイレに起きることで不眠の訴えがなければ良いとされています。
逆にトイレで起きることによって眠れないという方は夜間頻尿にあたるので、治療が必要になってきます。
ところで、頻尿には大きく分けて2つの種類があります。
一つは「我慢しようと思うと漏れそうで我慢ができない」という過活動膀胱タイプ。
もう一つは、「我慢はできるけれど、膀胱のあたりに不快感があり我慢できない」という、間質性膀胱炎タイプです。
どちらも閉経してGSM(閉経関連泌尿性器症候群)になると増えてきます。
女性ホルモンが低下すると筋肉が衰えて、皮下組織や粘膜も薄くなってきます。
筋肉が弱くなってくると、過活動膀胱タイプの頻尿になりやすく、皮下組織が薄くなってくると、膀胱痛症候群タイプの頻尿になりやすいといわれています。
どちらも悪化原因があり、過活動膀胱タイプには骨盤底筋トレーニングを、膀胱痛症候群タイプには、保湿をするようにしてください。