女性特有の疾患とは?予防と受診のタイミング
ですから、女性特有の疾患というと、卵巣・子宮・フェムゾーン(腟と外陰)の病気で、女性がなりやすい病気というと、甲状腺や膠原病などの免疫の病気と、メンタル系の病気です。
卵巣・子宮の病気の予防としては、年に1回は婦人科を受診して経腟超音波検査を受けたほうがよいでしょう。
フェムゾーンのケアに関しては、保湿と骨盤底筋トレーニングが重要です。
免疫とメンタルの病気に関しては、最初は微熱、冷えのぼせや全身倦怠感などの自律神経失調症状がでますので、長く続くならばクリニックを受診しましょう。
また、不安や落ち込みが1ヶ月以上続くならば、メンタルクリニックを受診したほうがいいでしょう。
なんでも早期の対応が早期解決の鍵です。
あと肥満も結構やっかいです。
標準体重は、身長(m)×身長(m)×22です。
5kgオーバーくらいまでは大丈夫ですが、それ以上ならば、ダイエットを考えたほうが良いでしょう。
[文:フェムゾーンラボ]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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関口 由紀
神奈川県横浜市出身の医師。日本泌尿器科学会専門医・指導医、日本東洋医学会専門医・指導医、日本透析療法学会専門医、博士、経営学修士。女性医療クリニック・LUNAグループの理事長、横浜市立大学大学院医学部泌尿器病態学客員教授を務める。