【ゴルファーのための栄養学】夜に食べて欲しい食品は『これ』!

タグ: , 2025/10/29

『低カフェイン』の緑茶

1.『カフェイン』と睡眠

カフェインは睡眠に様々な影響を与えることが分かっています。体内でアデノシンと呼ばれる眠気を誘発する成分を阻害したり、身体を覚醒状態にする交感神経を刺激したりします。このことが、寝つきを悪くし、深い睡眠の時間を減少させます。寝る前のカフェインは避けよう、と言われる要因ですね。

2.『低カフェインの緑茶』と睡眠

お茶が好きで食事の時も飲まれる方は多いかと思います。しかし、緑茶を筆頭に、お茶にはカフェインが含まれます。よって、カフェインを多く含む飲料は、午後以降に摂ると睡眠を妨げることが予測されます。

一方で、緑茶には、テアニンと呼ばれるストレス軽減に関わる栄養素も含まれます。この成分は、睡眠に良い影響がありそうです。これら関連を調べるため、低カフェインの緑茶と睡眠に関する研究が行われました。低カフェインの緑茶を中年者(50歳前後)に飲んでもらい、睡眠の質への影響を調べました。その結果、低カフェインの緑茶を飲んだグループは睡眠の質が良い、という結果が得られました(※2)。

最近は低カフェインの商品が多く販売されています。時間帯によって、適切なものを摂ることができると良いですね。

それぞれの栄養素における目標値には個人差があり、個々の目標や身体の状態によって適正値は変化します。

引き続き様々な観点から、ゴルファーの為の栄養学についてご紹介させていただきます!

【参考文献】
※1:Kanon, A., Giezenaar, C., Roy, N., McNabb, W., & Henare, S. (2023). Acute effects of fresh versus dried Hayward green kiwifruit on sleep quality, mood, and sleep-related urinary metabolites in healthy young men with good and poor sleep quality. Frontiers in Nutrition, 10. https://doi.org/10.3389/fnut.2023.1079609.

※2:Unno, K., Noda, S., Kawasaki, Y., Yamada, H., Morita, A., Iguchi, K., & Nakamura, Y. (2017). Reduced Stress and Improved Sleep Quality Caused by Green Tea Are Associated with a Reduced Caffeine Content. Nutrients, 9. https://doi.org/10.3390/nu9070777.








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[文:トータルゴルフフィットネス – ゴルファーのための会員制フィットネスクラブ]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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中島 遥

管理栄養士 パーソナルトレーナー
長野県出身。神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科にて管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。卒業後は小学校で管理栄養士として働きながら、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得。
現在、トータルゴルフフィットネスでは、「食事と運動」両方の面からお客様の望む身体作り、パフォーマンス向上に貢献できるよう努めている。

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