知って選ぼう!お茶に秘められたうれしい効果とは

タグ: , , 2021/7/13

 忙しい毎日を過ごす中で、ホッと一息つけるお茶。「お茶でも飲みましょうか」と言うと、日本茶・紅茶・ハーブティー・コーヒーなど嗜好飲料全般指すことが多いですね。日本には多くのお茶が存在し、私たちの生活に潤いを与えてくれます。今回は茶葉から淹れたお茶がもつ栄養や効能をご紹介します。





お茶とは

 緑茶・ウーロン茶・紅茶は、実は全て同じ「チャ」というツバキ科の植物から作られています。「チャ」の木の種類や育て方、作り方の違いで、色々な種類のお茶に分かれます。

大きくは、緑茶は「不発酵茶」、紅茶は「発酵茶」、ウーロン茶などの中国茶は「半発酵茶」に分類されます。それらをお湯で浸出したものを「お茶」と呼び、私たちの身近な飲み物として飲んでいます。

お茶の種類と効果


緑茶
茶葉にはカロテン・ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンC・ナイアシン・葉酸・パントテン酸が豊富に含まれています。

これらの成分は、浸出した液にはほとんど出てきませんが、カフェイン・カテキン・テアニンなどの水溶性成分は摂取できます。カフェインは脳の覚醒作用・利尿作用があります。カテキンは渋み成分で、高い抗酸化作用・殺菌作用をもち、高血圧予防・歯周病予防の効果があることで知られています。

●煎茶・・・一般的な緑茶。標準的な蒸し時間で蒸してから乾燥させます。

●深蒸し煎茶・・・普通煎茶よりも2~3倍の時間をかけて蒸したもの。苦味が少なく濃い味わい。

●抹茶・・・茶葉を細かく粉にしたものをお湯で溶いて飲むため、お茶の成分をそのまま摂ることができます。

●玉緑茶・・・葉の形を整える工程を省いた、葉が勾玉型の形をしたお茶。さっぱりした味わい。

●かぶせ茶・・・茶葉を摘む7日前から茶園を覆って栽培。普通煎茶と玉露の中間的なお茶。

●玉露・・・お茶の新芽が伸び始めから20日間ほど、日光を遮り栽培したもの。旨味が強く、苦味・渋みが少ない。カフェインは多く、100g中160mg含むので(※1)集中力を出したい時などに一服するのも良いかもしれません。

ほうじ茶
煎茶や番茶などを強火で焙じて作った茶。香ばしい香りと味が特徴。高温でいることにより、カフェイン含有量は100g中20mg(※1)と少めです。カフェイン少なめのお茶をとりたい時にはおすすめです。

紅茶
銘柄名となっている産地の気候や風土によって、品質や香りが異なり、さまざまな個性を持っています。カフェインは浸出液100g中50mg(※1)と高めです。

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