シニアにもおすすめ!不足しがちなタンパク質&カルシウムのちょい足しワザ
食事ごとのちょい足しワザ
朝食に「乳製品」をプラス
乳製品は、簡単にタンパク質とカルシウムの両方が補えます。パン派の方は、バターやマーガリンの代わりにチーズにしてみましょう。ご飯派の方は、ヨーグルトを1個、牛乳を1杯増やしてみましょう。
例えば、食パン・目玉焼き・バナナの朝食に以下をプラスしてみましょう。
プラスしたい食材・メニュー/タンパク質/カルシウム
スライスチーズ(1枚)/+4.5g/+126mg
ヨーグルト/+4.3g/+120mg
合計/+8.8g/+246mg
【元のメニューと比べて、タンパク質11.6g⇒20.4g、カルシウム39mg⇒285mgアップ】
昼食に「大豆製品」をプラス
丼ものなど一品料理になりがちな昼食には、副菜に大豆製品をプラスしてみましょう。大豆製品は、脂質が少なく良質なタンパク質とカルシウムを含みます。主菜がお肉になりがちな方は、特に意識してとり入れてみましょう。
例えば、牛丼のみの昼食に以下をプラスしてみましょう。
プラスしたい食材・メニュー/タンパク質/カルシウム
豆腐の味噌汁(1杯)/+3.9g/+44mg
高野豆腐の含め煮(1人前)/+8.2g/+104mg
合計/+12.1g/+148mg
【元のメニューと比べて、タンパク質22.2g⇒34.8g、カルシウム22mg⇒148mgアップ】
夕食に「納豆」・「卵」をプラス
一品足りないかなと感じたら、納豆や卵などをプラスしてみましょう。お麩やとろろ昆布もちょい足しにおすすめです。
例えば、ご飯・豚野菜炒め・味噌汁の夕食に以下をプラスしてみましょう。
プラスしたい食材・メニュー/タンパク質/カルシウム
(ご飯に)納豆(1パック)+ 卵(1個)/+13.7g/+65mg
(お味噌汁に)お麩(小町麩4個)+とろろ昆布(ひとつまみ)/+0.8g/+21mg
合計 +14.5g +86mg
【元のメニューと比べて、タンパク質12.3g⇒26.8g、カルシウム63mg⇒149mgアップ】
間食に「魚」「牛乳」「豆乳」をプラス
それでも足りない場合は、間食などで手軽に食べられるものをとり入れてみましょう。
食品/タンパク質/カルシウム
小魚アーモンド(1袋・30g)/10.2g/189mg
魚肉ソーセージ(1本)/9.8g/85mg
牛乳(コップ1杯)/6.8g/227mg
豆乳(コップ1杯)/7.2g/30mg
例えば、先の3食に加えて、間食に小魚アーモンドを食べたとします。すると、タンパク質は1日で83.2g、毎食で約27g、カルシウムは約670mgを摂ることができます。これは、成人女性が1日に摂りたい量をカバーしています。
歳を重ねると筋肉量や骨量の減少が気になります。日頃からちょい足しを意識してタンパク質とカルシウムを補っていきましょう。
【参考・参照】
厚生労働省 国民健康・栄養調査(令和元年)(最終閲覧日:2022/9/21)
厚生労働省 日本人の食事摂取基準2020年版(最終閲覧日:2022/9/21)
厚生労働省 食べて元気にフレイル予防(最終閲覧日:2022/9/21)
文部科学省 食品成分データベース(最終閲覧日:2022/9/21)
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[文:あすけん 管理栄養士 公開日:2022年10月20日]
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