自分の歯は一度キリ!口もとのお悩み別「歯磨き粉」の成分と選び方
歯磨剤の基本成分とはたらきについて
日本で作られている歯磨剤は「化粧品」と「医薬部外品」の2つに分けられています。
化粧品:基本成分のみが配合
医薬部外品:基本成分 + 薬効成分が配合
薬効成分は医薬部外品の歯磨き粉にのみ配合されていて虫歯や歯周病、歯の着色、知覚過敏などそれぞれに有効な成分です。
基本成分6種類のはたらきと特徴をみていきましょう。
研磨剤(清掃剤)
歯に付着した汚れやステイン(着色汚れ)を研磨して落とす働き。
汚れ以外にも歯の表面に細かい傷が付いてしまう恐れがあります。
また、歯周ポケットが深い方は粒状のものが入っている研磨剤入りのものを使うと、ポケット内に粒が残ってしまうことがあります。
清掃不良の原因になるため、粒が入っていないものを選びましょう。
発泡剤
泡立ちをよくする成分。歯磨剤の成分を口内に行き渡らせて洗浄を促す働き。
泡立ちがよすぎるとスッキリとしますが、じっくりと磨けず磨き残しの原因になります。
磨き残しは虫歯や歯周病・口臭などのさまざまなトラブルに繋がるため、なるべく低発泡性の歯磨剤を選びましょう。
粘結剤
粉末と液体に適度な粘度を与える働き。
成分が偏ったりチューブから液体成分が流れるのを防ぐために必要な成分となります。
湿潤剤(保湿剤
歯磨き粉を適度に保湿して凝固や分離を防ぐ働き。
香味剤
歯磨き粉に香りや味、爽快感を与える働き。
毎日使うものなので無理なく使いやすいものを選びましょう。
保存剤(防腐剤)
変質や劣化を防ぐ重要な働き。
現在なにかお口の中でトラブルが起こっている場合は、用途に合った歯磨剤に変更したほうが良い場合があるので歯科医師または歯科衛生士に相談してみましょう。
まとめ
毎日使用する歯磨き粉ですが、種類が多くて迷ってしまう方も多いと思います。
ご自身のお口のお悩みに合った成分を理解して、ピッタリの歯みがき粉をぜひみつけてみてください。
また、より口もとを健康的にキープするためには歯科クリニックでの定期健診やブラッシング指導も大切です。
上手に歯磨き粉を選んで健康で美しい口もとづくりを目指しましょう。
[文:ホワイトホワイトビューティー東京(https://whitebeauty.tokyo/)]
監修:石井先生
店舗:恵比寿本店・LUMINE新宿店・LUMINE有楽町店
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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