糖質制限ダイエット後、リバウンドを防ぐ方法
糖質の戻し方
では、どのように糖質を戻していけばいいのでしょうか?
ポイントは、2つあります!
1. 低GI値の糖質から戻していく。
GI値とは、グリセミック・インデックスの略で、食品ごとに、体内で糖に変わり血糖値が上昇するスピードを計った値のことをさします。
ブドウ糖を摂取したときの血糖値上昇率を100として、相対的に表されています。
このGI値が低ければ低いほど血糖値の上昇が遅くなり、インシュリンの分泌も抑制できるのです。
目安としては、GI値が60以下の食品を選んで糖質を戻すようにしていきましょう。この表を見ると、玄米、お蕎麦、中華そば、等が低GIな糖質ですね。
他にもお粥、十穀米、さつまいもやカボチャなどの根菜類、ほとんどの果物は低GIな糖質になっています。
2. 糖質を食べるタイミングも少しずつ戻す。
体重、体脂肪の経過を見ながら、段階を踏んで戻していきましょう。だいたい1ヶ月ほどかけてゆっくり戻していけると良いですね。
【ステップ1】
〇お昼ご飯から戻してみよう!
【ステップ2】
〇朝ご飯、お昼ご飯、2食戻してみよう!
【ステップ3】
〇3食とも戻してみよう!
(必ずしも毎日3食糖質を摂取する必要はありません。その日の運動量が少なければ1~2食糖質を摂るなど調整しましょう)
このように、少しずつ糖質を体に慣らしていくことが大切です。
糖質には、「体のエネルギーになる」「体の筋肉、肝臓に貯蓄される」という2つの役割があります。
糖質制限をやめて糖質を摂取するようになれば、「体の筋肉、肝臓に貯蓄される」分の体重は増えることも頭に入れておきましょう。「体の筋肉・肝臓に貯蓄される」糖質のことを、グリコーゲンといいます。「グリコーゲン」の量は、体重×3%が目安です。
例えば体重が47㎏ならば、47㎏×0.03=1.4㎏
1.4㎏の体重増加は、脂肪ではなくグリコーゲン量として考えていいということですね。
おわりに
以上が、糖質制限ダイエットの後の「リバウンドを防ぐ方法」でした。
もちろん、カロリーの「摂取量」が元に戻って「消費量」が減ってしまえば、徐々に体重は増えていきます。体型維持にもやっぱり必須になってくるのが「運動」。「運動」をどれだけ習慣化して日常で行えているかが重要になってきます。
ぜひ、ダイエット終了後も運動は習慣として行うようにしていきましょう!
[文:DIETA(麻布十番・さいたま新都心・目黒・立川) パーソナルトレーニング]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
【関連記事】腎臓内科医が教える「コレステロール値の注目ポイント」。大切なのは善玉と悪玉の比率
【関連記事】まずは3キロ!2週間でダイエットを成功させるための4つの手順