【花粉症に悩む人に】鼻づまりが楽になる裏技3つ
春は、花粉症の症状で悩まされている人にはつらい季節。ほかにも寒暖差によって起きるくしゃみ、鼻水、鼻づまりなど寒暖差アレルギーといわれる、鼻に不調を起こす人が多い時期ともいえます。
「鼻づまりで息が苦しい」「少しでも楽になりたい」など鼻がつらいとき、いますぐ楽になる対処法を知りたいと思う人も多いのではないでしょうか。
今回は鼻づまりになるメカニズムと、鼻づまりを解消する裏技を3つお伝えします。
花粉症対策にぜひお役立てください。
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1.苦しい鼻づまり…そのメカニズムは?
鼻の中は入り組んだ鍾乳洞のような複雑な形をしており、内側は粘膜に覆われています。
鼻は吸い込んだ空気から細かいほこりなどを除去しながら適度に加湿・加温し肺に空気を送っています。
鼻の役割はこれだけではありません。
鼻の粘膜に張り巡らされた細い血管は、体内に侵入したウイルスや細菌などの異物を感知すると、鼻水を出して体外に排出する働きがあります。
その際、血管が膨張し鼻の粘膜が腫れることで鼻づまりが起こります。
鼻水には加湿と異物を外に出す役割があり、鼻づまりはからだを守るために起こる反応なのです。
2.鼻づまりをすぐに解消できる裏技
ここでは、鼻づまりを解消するためのセルフケアの方法をご紹介します。
2-1.脇の下を刺激する
鼻づまりのある方と反対の脇の下にペットボトルやボールなどを20秒ほど挟むことで、1〜2分間鼻の通りがよくなります。(※1)
脇の下にある交感神経が刺激され鼻の粘膜の血管が収縮するため、一時的に鼻の通りがよくなるのです。
ただし、効果が持続するわけではないので一時しのぎの対処法として活用しましょう。
2-2.鼻を温める
入浴してからだを温めると鼻の中の血行がスムーズになるだけでなく、適度な湿り気を与えることで、鼻の通りがよくなる効果があります。
電子レンジで温めた蒸しタオルで鼻を温める方法でも同様の効果が得られます。
その際は火傷にご注意ください。
2‐3.ツボを押す
鼻づまりに効果のある2つのツボを紹介します。
「迎香(げいこう)」は、小鼻が最もでっぱったところのつけ根、「天迎香(てんげいこう)」は、「迎香」の上、小鼻のつけ根にあります。
両手の人差し指の先で鼻の中心に向かって優しく同時に押しましょう。
とくに「天迎香」は繊細なツボなので、優しく圧を与えることが大切です。