大人になったらできない?「骨貯金」を減らさないための対策

タグ: , 2024/11/20

骨貯金を減らさない3つの対策

若いころの骨貯金が少ないからといって、あきらめる必要はありません。適切な食事や運動を取り入れることで、残高が減るのを最小限に食い止められます。また、ピーク時には及びませんが、大人になってからも骨貯金を殖やせるというデータもあります。

●骨を強くする栄養素を摂る
骨をつくる栄養素といって、まず思い浮かぶのがカルシウムです。カルシウムは牛乳などの乳製品、小魚、小松菜などに多く含まれています。

ここで大事なのが、カルシウムと一緒にビタミンDを摂取することです。ビタミンDには、カルシウムの吸収率を高める作用があります。ビタミンDが多い食材として、サケやウナギ、シイタケ、キクラゲなどが挙げられます。

また、葉野菜や納豆などに含まれるビタミンKは、骨にカルシウムが沈着するのを助ける成分として知られています。

●日光浴をする
ビタミンDは食べ物やサプリメントなどで補給できるほか、紫外線を浴びることで体内合成できます。夏なら木陰で30分程度、冬なら30分から1時間ほど日に当たるだけで十分です。運動がてら、屋外でウォーキングを楽しんでみてはいかがでしょうか。





●骨を丈夫にする運動をする
骨は負荷がかかると強くなる性質があります。ウォーキングやジョギングなどを習慣化して、骨貯金が減少するのを最小限に抑えましょう。忙しくて運動する時間を確保できない人は、エレベーターやエスカレーターを使う代わりに階段を上り下りするだけでも効果的です。

また、筋トレを続けると筋肉だけでなく、骨も強化できます。おすすめなのが、椅子と机を使ったスクワットです。運動が苦手な人でもできるので、ぜひ試してみてください。

1.足を肩幅よりも少し広めに開いて立つ
2.手を机についた状態で、ゆっくりと腰を深く下ろす
3.再びゆっくりと立ち上がる
4.1~3を10回繰り返し、一日3セット行う

 骨を丈夫に保つポイントは「食事」「運動」「日光浴」の3つです。将来に備えて、できることから始めてみましょう。

【参考】
「骨密度」 e-ヘルスネット(厚生労働省)

骨密度


(参照 2020-03-02)

「文:けんこうフィットNEWS 」

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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