季節の変わり目こそ意識したい!「隠れ脱水」を予防しよう
隠れ脱水を防ぐには
私たちは皮膚や粘膜、吐く息から、常に水分を失っています。これを「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」と呼びます。その量は排泄を含めると2.5リットルにも及ぶため、適切な水分補給が必要です。
ただし、やみくもに水を飲んでも十分な効果は得られません。以下のポイントを押さえましょう。
●のどが渇く前に水分を摂取する
のどが渇いていなくても、こまめに水分をとることが大切です。起床時や入浴後など水分が失われやすいタイミングで、コップ1杯の水を飲む習慣をつけましょう。毎日の食事に、野菜や果物などの水分が多い食材を積極的に取り入れるのもおすすめです。
●電解質(塩分)を補給する
隠れ脱水や脱水症が起こったときは、身体から水分だけでなく電解質(塩分)も失われた状態です。水やお茶に加えて、ナトリウム(塩分)が含まれた経口補水液やスポーツドリンクも摂取し、失われた電解質を補いましょう。
●部屋の湿度を50%以上に保つ
エアコンなどを使用して部屋の湿度が下がると、その分不感蒸泄が増えて、脱水症状に陥りやすくなります。加湿器を使う、洗濯物を部屋干しにする、といった方法で室内の湿度を一定に保つようにしましょう。
季節の変わり目は、年代を問わず脱水症状が起こりやすくなっています。のどの渇きを覚えなくても、口の中が渇いて粘る、手先がカサついているなどの変化に気づいたら、症状が軽いうちに対処しましょう。
【参考】
『冬でも注意「冬の脱水症状」』一般社団法人千葉市医師会
https://chiba-city-med.or.jp/column/090.html
(参照 2020-02-28)
「文:けんこうフィットNEWS 」
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