量と質、どちらが大事?睡眠の極意
質の良い睡眠のポイントは自律神経!
日々の生活における活動と休息、この2つのバランスをとっているのが自立神経です。自立神経は大きく「副交感神経」と「交感神経」の2つに分けられます。
「交感神経」は、主に活動している時、緊張している時、興奮している時、ストレスを感じている時に働きます。一方、それと真逆の働きをするのが副交感神経。「副交感神経」は、主に休息している時、リラックスしている時、睡眠時に働きます。
この2つの神経はシーソーのように交互に働いており、質の良い睡眠をとるためには、2つの神経のバランスを 交感神経<副交感神経 にすることがポイントになります。
寝る前のリラックス方法
睡眠に関わる「交感神経」と「副交感神経」の役割を確認したところで、良質な睡眠をとるために「副交感神経」を優位にする方法をいくつかご紹介したいと思います。
1. 半身浴をしましょう
体の芯から温まることで、心と体がリラックスし、副交感神経が優位になります。また、血行が良くなるので、余分な水分・毒素が排出されるなど、デトックス効果もあります。
おススメの入浴方法は、38~40度のぬるめの湯に15分間ほど浸かること。湯船にフタをして顔だけ出すようにすると、発汗作用もアップして更に効果的です。
※40度以上の熱い湯だと交感神経が優位になり、リラックス効果を半減させてしまうため逆効果です。
2. 温かい飲み物で副交感神経を優位にしましょう
温かい飲み物を飲むと、内臓が休まりリラックス効果が促進されます。快眠の為に有効な成分は、トリプトファン。トリプトファンには、心のバランスを整え、体温・脈拍・血圧を下げ、ストレスを和らげる働きがあります。夜になると自然と眠気を誘発させ、副交感神経を促しますので、質の良い睡眠には効果的な成分です。主に、乳製品、大豆製品に多く含まれています。
オススメは「ホット豆乳ココア」。豆乳に含まれているトリプトファンに加え、ココアに含まれているテオブロミンの成分も、自律神経を整え心を和らげる働きがあります。
3. 深い呼吸でストレッチをしましょう
ストレッチによって筋肉を伸ばしてあげることでカラダの緊張が緩み、リラックス効果が促進されます。深い呼吸で、ゆっくりと、おおよそ20秒ほど伸ばしてあげるといいですね!
一方、ラジオ体操の様な反動を加えるストレッチは、脳が冴える効果があります。こちらは朝の活動前などにオススメです。
4. 眠る前の1時間は明るい光は避けましょう
iPhoneやスマホ、パソコンやテレビなどの明るい光は脳を刺激する為、睡眠を浅くしてしまう原因に繋がります。眠る前は、暖色の白熱灯を利用するなどして、暗めの照明にしていきましょう。
おわりに
いかがでしたか。
質の良い睡眠をとることで、翌日の1日の質も変わってきます!
翌日を気持ちよく迎えられるよう、ぜひお試し下さい。
[文:DIETA(麻布十番・さいたま新都心・目黒・立川) パーソナルトレーニング]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。