あなたは大丈夫?座りすぎによる健康リスクを知ろう
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デスクワーク中心の方は、1日の中で座っている時間が長い方も多いかと思います。近年、長時間座ったままでいることで、健康リスクがあるという研究が増えてきました。今回はその健康リスクについてと、対策方法をお伝えします。
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座りすぎによる健康リスクとは?
日本人は世界一座りすぎている?!
日本人の座っている時間は、1日「7時間」で、世界20カ国中、最も長いことがオーストラリアの研究機関による調査でわかりました。(※1)長時間のデスクワーク、パソコンやスマートフォン、テレビの視聴、車の運転などで、座位中心の生活になっていることが考えられます。
座りすぎはタバコと同じようにカラダに悪い?
長時間座り続けることで、血流が悪くなることや、筋力が低下することで健康リスクを高めると考えられています。
1日の座位時間が4時間未満の人に比べ、8~11時間未満は15%、11時間以上は40%も死亡リスクが上がるという報告があります。(※2)また、WHO(世界保健機関)によると、長時間の座りすぎは「世界で年間200万人の死因になる」という発表もあり、座りすぎも喫煙や飲酒と同じように健康リスクがあるということが言えるでしょう。
座りすぎによる糖尿病リスクの上昇
血糖値は、運動をすることで筋肉での消費が促進されるので、糖尿病の予防には食事だけでなく運動も勧められています。座位時間が長く、運動量・筋肉量が少ない方は、積極的にカラダを動かしたいものです。
実際に、トロント大学の研究では、1日の中で座ったまま過ごす時間が長いと、糖尿病リスクが91%アップすることが明らかになったという報告があります。(※3)座位時間が長い方は、運動量も少ない傾向があるようです。米国糖尿病学会が2015年に発表したガイドラインでは、座らないで立ったまま過ごす時間を1日に1時間30分増やすことが奨励されています。