夏に気を付けたい「体の内側の冷え」!たった3つの対策で夏冷え予防
3.漢方で内側から冷え対策
冷え解消には、漢方薬を活用するのもおすすめです。
漢方薬は、冷えの原因を根本から解消するため、冷えにくいからだを目指せます。
冷えは、ホルモンバランスや水分代謝の乱れ、血行不良、胃腸の働きが弱くなることで熱をつくる機能が低下する、などが原因として考えられます。
そのため、冷え解消には
●水分の偏りを調整する
●ホルモンバランスの乱れを整える
●血流をよくして熱の循環をよくする
●胃腸の働きをよくして熱をつくりだす
●代謝を上げて、熱をつくる機能を回復する
などの働きをもつ漢方薬を選びます。
<夏冷えにおすすめの漢方薬>
・人参養栄湯(にんじんようえいとう):痩せていて、血色の悪い人に。滋養強壮や血行促進の働きがあり、消化器機能を高めて冷えを解消します。
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):疲れやすく貧血気味の人に。利水作用と血行促進の働きがあり、余分な水分を排出して血行を良くすることで冷えを解消します。
漢方薬は、からだに合っていないと効果があらわれにくい場合があります。服用する際にはプロに相談しましょう。
あんしん漢方では、薬剤師がAIを活用し、数多くの症例をもとに一人ひとりにあった漢方薬を選び、ご自宅まで郵送します。
からだを温める漢方薬で、夏冷え解消を目指しましょう。
4.内臓を温めて夏冷え予防を
今回は、夏冷えの原因となる「冷たい内臓」に焦点を当て、予防法をご紹介しました。
朝一番の白湯、半身浴、薬味食材の摂取は、今日から始められる対策です。
内臓を温めて夏冷えを防ぎ、健康的な毎日を目指しましょう。
[文:あんしん漢方]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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あんしん漢方薬剤師 藤田 佑莉(ふじた ゆうり)
北里大学卒業後、産婦人科門前の調剤薬局で働く中で、女性特有の不調に悩んでいる方が多いと実感。漢方薬による根本治療の大切さを広めたいと考え、精度の高い漢方をお手頃価格で提供する「あんしん漢方」で薬剤師としてサポートを行う。