木綿豆腐と絹ごし豆腐、栄養価の特徴
豆腐は日本人にとって、とても馴染みのある食品のひとつです。「畑の肉」と呼ばれる大豆を消化吸収しやすい形に加工したもので、良質タンパク質が豊富で低カロリーな健康食品です。
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「木綿豆腐」と「絹ごし豆腐」の栄養価の特徴
豆乳ににがりを入れて固めたものを、木綿の布を敷いた型箱に流し入れ、水気を切ったものが木綿豆腐。一方、豆乳を入れた型箱ににがりを入れてそのまま固めたものが絹ごし豆腐です。
栄養価の特徴としては、木綿豆腐にはタンパク質やカルシウムが多く、絹ごし豆腐にはビタミンB群やカリウムが多く含まれています。
豆腐の栄養成分と効果
タンパク質
筋肉・臓器・血液・髪などカラダのさまざまな部分を構成する栄養素。特に豆腐は20種類のアミノ酸をバランスよく含んでいます。木綿豆腐には1/3丁(100g)あたり、6.6gのタンパク質が含まれています。
カルシウム
骨や歯を作るのに必要な栄養素で、骨粗鬆症の予防に不可欠です。木綿豆腐には1/3丁(100g)あたり、86mgのカルシウムが含まれています。
ビタミンB群
エネルギーを作り出すときに欠かせない栄養素です。不足するとエネルギー代謝が上手くいかず、疲れやすくなったり、脂肪をため込みやすくなったりします。絹ごし豆腐1/3丁(100g)あたり、ビタミンB1は約0.10㎎・ビタミンB2は約0.04mg含まれています。
イソフラボン
女性ホルモンと似た働きをし、骨粗鬆症予防・更年期障害の改善などの効果があります。
レシチン
血液中の悪玉コレステロール(LDL)を溶かすことで、血栓や動脈硬化を予防する働きがあります。
サポニン
抗酸化作用があり、動脈硬化の原因となる過酸化脂質の生成を抑える働きがあります。