「きれいになりたい人」の食事の5W1H
食事はバランス
食事は「バランス」が重要だ。
「1日3回、朝昼夕の大体決まった時間にバランスの良い食事をすることが理想」
大体の本にはそう書いてあるしテレビも大体そう紹介する。
管理栄養士を育てる学校の授業でさえそう教えるのだからやはりそれは重要である。
そもそも食事のバランスってなんだとなるが、それは大きく言えば量と質だ。
ただ、毎食きっちり、多少のずれもダメかというとそうではない。
昼食を食べすぎたら夕食を減らせばいいし、昨日野菜が少なかったら今日多めに食べればいい。
健康な人の場合、おおよそ1週間単位でバランスが調整できれば良い。
何かひとつのものを過剰に摂取したり、太る原因だといって制限しすぎたりすることが、バランスが崩れる原因になる。
単純に足し算と引き算と考えよう
そもそも体重が増加する主な原因は、(食事の視点のみからみれば)エネルギーを過剰にとっているからである。この時点ですでにバランスがとれていない。とにかく単純に量が多い、または、量はそれほど多くないが、ケーキやドーナッツ、パスタ、ラーメンなど高カロリーのものを多く食べているということが多いだろう。冒頭でも言ったが、体重が減る食べ物はない。どの食べ物にも、もちろん野菜にもカロリーがある。単純に考えて、消費するエネルギーより摂取するエネルギーの方が多ければ余分なエネルギーは体に蓄積されていく。そして体に蓄積されやすいのが糖質と脂質であり、過剰に食べた時に「太る」原因になる。おいしいものは脂肪と糖でできている。
モデルも体重を公開する時代に重要なこと
「痩せたい人」にはそれぞれの事情があると思うが、女性に多いのが、決して肥満(ここではBMI25以上の人)ではないし、体重が増加している現状もない人。今の自分より細くなりたい。この場合、普段エネルギーを過剰にとっているわけではないので、食事を過度に制限すると、エネルギーとともに必要な栄養素も不足してしまう。疲れやすくなったり、肌荒れや髪のツヤなどがなくなったり様々な悪影響が出てくる。きれいになるために我慢したはずなのに。
もちろん、健康であるには適度な運動も必要で、痩せたいならなおさら。おそらく多くの女性が思い描く「スリムな体型」とは、無駄な脂肪がなく、適度に筋肉がある状態。
食べる量を減らして、体重だけを毎日測り、1キロ減った2キロ増えた、と気にしていても一生なれない。