東洋医学における「気」の概念とは
いよいよ夏本番になり毎日暑い日が続いておりますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?
猛暑が続くとお体の消耗も激しくなりエネルギーの保持が難しくなりますよね…。
そこで、東洋医学の考え方の中で「気・血・津」という概念がありますが、今日は気についてお話ししてみたいと思います。
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気の概念
私たち日本人の日常会話においても「気」という言葉はたくさん使われていますよね。
例えば、気持ち・気分・気力・気に入る・気まぐれ・気が長い・気が短い・気まずい…などあり、その大半のものが精神的要素の多いものに関係しています。また気功もございますが、これも目に見えないパワーで「念力」と言う様な受け取られかたをされがちです。
では、東洋医学では気をどのように考えるのでしょうか?
『 気は。物質であり、消耗したり補充したりすることができるもの。気は、昇ったり降りたり・出たり入ったりする運動性を持ち、生理機能の中心をなすもの。』
気には2つの概念がございます。
一つ目に、気が人体を構成する物質であることです。
物質ですから、気も消耗したり補充したりできるのです。気功師の中には、ちょうどキャッチボールでもするかの様な感覚で気を取り扱う人もいます。気が足りない病人には補充し、邪気が多い病人から邪気を取り除くといった、とても単純な発想による治療を施すのですが、これは気を物質として捉えているからできることなのです。