バスケットボールのバスケットは、もともと桃を入れるカゴだった
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今夏、8月25日に日本(沖縄)、フィリピン、インドネシアの3か国共済でワールドカップが開かれることでも注目を集めているバスケットボール。最近ではNBAで存在感を発揮する八村塁(レイカーズ)など日本勢の活躍も目覚ましく、さらなる競技人口拡大が期待されるスポーツとなっている。
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そんなバスケットボールは、1891年、アメリカの体育教師ジェームズ・ネイスミスによって生み出された。考案の理由は、冬場の運動不足解消のために、室内で楽しめる競技が求められていたからだという。
当初、ネイスミスはゲームのゴールに45㎝四方程度の箱を使うつもりだった。しかし、初戦に手に入ったのは、桃を収穫するためのカゴだった。これを体育館の高所に取り付け、専用の球もまだなかったのでサッカーボールでやってみることにした。
その日の試合は1時間ほど続き、見事桃のカゴにシュート決まったことで終了した。そして、カゴ(バスケット)に球(ボール)を入れるスポーツであることから、「バスケットボール」と名付けられた。あまりにシンプルなこの競技名は、現在のようにバックボードにリングを取り付けるようになった今でも使われている。
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