【スポーツメンタル】「賞金」がメンタルを左右する?

タグ: , , , 2024/10/23

しかし、これって何かに似てませんか?

そうケイリンやゴルフなどで得られる賞金。

似てるようで似てないとも言えます。

お年玉は頑張る要素がありません。

生まれや地域差はあるかもしれません。

一方の賞金は本人の頑張りや才能に左右されます。

だから「健全ではないのか?」と思われがちです。

その上で、ある点では似てると思うのです。

それが「増える喜びよりも減る辛さ」になります。

増えていく分にはいいんです。

イケイケなのでモチベーションも高いです。

しかし、増え続けないのがお年玉と賞金の共通点。

ある時に頭打ちになるのです。

増えるよりも、減る方が辛いんです。

トップアスリートだと、確定申告後の所得税で引かれる時。

増えたのに、減る。

あの2月、3月の感覚と一緒です…笑

「減る」はお金に限らず、「人気」も同じ原理です。

最初は貪欲に頑張れるものです。

しかし年数を重ねると辛さが増えます。

お金のためではなく、競技を好きでやっているはずなのに・・・

お金のために競技を続けるマインドに次第になっていくのです。

そういった心理は、賞金が年収に直結するアスリート特有の悩みだと思います。

では、そういった罠にハマらないためにはどうしたらいいのでしょうか?





そこで思い出したいのが、競技を始めた理由です。

お金のために初めた人は、ほとんどいないと思います。

それくらいスポーツって、純粋な気持ちが宿ってます。

その純粋な気持ちを思い出したいのです。

思い出すだけでいいです。

それくらい大事なエッセンスがあります。

これを心理学では、内発的動機と言います。

この動機付けを大事にしたいのです。

真摯に向き合ってきた競技への熱い思い。

大事なんですよね。

[文:スポーツメンタルコーチ鈴木颯人のメンタルコラム]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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一般社団法人日本スポーツメンタルコーチ協会
代表理事 鈴木颯人

1983年、イギリス生まれの東京育ち。7歳から野球を始め、高校は強豪校にスポーツ推薦で入学するも、結果を出せず挫折。大学卒業後の社会人生活では、多忙から心と体のバランスを崩し、休職を経験。
こうした生い立ちをもとに、脳と心の仕組みを学び、勝負所で力を発揮させるメソッド、スポーツメンタルコーチングを提唱。
プロアマ・有名無名を問わず、多くの競技のスポーツ選手のパフォーマンスを劇的にアップさせている。世界チャンピオン9名、全日本チャンピオン13名、ドラフト指名4名など実績多数。
アスリート以外にも、スポーツをがんばる子どもを持つ親御さんや指導者、先生を対象にした『1人で頑張る方を支えるオンラインコミュニティ・Space』を主催、運営。
『弱いメンタルに劇的に効くアスリートの言葉』『モチベーションを劇的に引き出す究極のメンタルコーチ術』など著書8冊累計10万部。

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