「日大アメフト部は滝川二高を見習ってほしい」の声も 「大迫半端ないって」で再評価された敗者の姿勢とは

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[写真:益田祐一]


 サッカー日本代表が勝利した19日のコロンビア戦後、決勝点を決めたFW大迫勇也を称賛する「大迫半端ないって」の言葉が大流行。この名言は9年前に生まれた。09年1月の全国サッカー選手権大会準々決勝で鹿児島城西高が滝川二高に6-2で快勝。大迫が2得点を奪う活躍に、当時主将だった中西隆裕主将が「大迫半端ないって。あいつ半端ないって、後ろ向きのボールめっちゃトラップするもん。そんなん、できひんやん普通。そんなのできる?言っといてや、できるんやったら」と絶叫。「新聞や、全部新聞や。撮られたし。また(大迫が)一面やし。またまたまたまた2ゴールやし。1ゴールにしとけばよかった1発に」と嘆いた。悔しさを露にしながらも周りを雰囲気を明るくしようとする温かい光景に、YouTubeの動画再生回数は400万回を超えた。

 この中で中西前主将とともに再注目されているのが、栫(かこい)裕保前監督の発言だ。「あれは絶対全日本入るな。あれは凄かった。おれ、(大迫に)握手してもらったぞ」と思わぬ言葉に笑い声が漏れた。その後に「鹿児島城西を応援しよう」と呼び掛けると、選手たちは「よし!」と明るい雰囲気で呼応した。

 全力で戦い敗戦を受け入れ、相手を敬い称える姿にネット上では称賛の嵐。日大アメフト部の「悪質タックル問題」で内田正人前監督、井上奨前コーチが指示を否定し、選手に責任転嫁するような対応に批判が集中した直後だっただけに、栫監督の指導者としての立ち振る舞いを再評価する声がネットの書き込みで殺到した。「中西君も栫監督もチームリーダー、指導者の鏡。メチャメチャ悔しいのに仲間のために少しでも明るい空気を作ろうとしている」、「こういう指導者に息子を預けたい」のほか、「日大アメフト部は見習ってほしい。内田前監督、井上前コーチもこの動画を見てほしい」と訴える声もあった。滝川二高はこの敗戦の二年後、同選手権で初優勝を飾っている。強さ、熱さ、相手への敬意を兼ね備えた栫監督の姿勢は他の指導者も見習うべき点が多いかもしれない。

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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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